HOME > ニュース > <IFA>ソニー、メガネ型ウェアラブル「SmartEyeglass」やスピーカー内蔵自転車「Xperia BIKE」を参考展示

SmartEyeglassは来年発売に向けて9月からSDKを公開

<IFA>ソニー、メガネ型ウェアラブル「SmartEyeglass」やスピーカー内蔵自転車「Xperia BIKE」を参考展示

公開日 2014/09/05 16:31 山本 敦
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ソニーが出展するIFA2014のブースには、今後の商品展開を見据えたメガネ型の「SmartEyeglass」や自転車タイプの「Xperia BIKE」などウェアラブル端末のライフスタイル提案が紹介されている。

メガネ型ウェアラブル端末「SmartEyeglass」はCESの発表時から本体のデザイン等を変更。来年発売を予定している

いずれも今回のIFAでは参考展示のかたちを取っていたが、製品としての完成度は高く、「SmartEyeglass」に関しては来年の発売に向けて9月中旬からソフトウェア開発用のSDKも公開が始まる。今年のCES2014で公開した時点から、本体のデザインをブラッシュアップして軽量化も図っている。

本体はバッテリーを内蔵するシースルータイプのメガネ型デバイスと、タッチセンサーを内蔵するコントローラーの2ピース構成。スマートフォンにBluetoothでワイヤレス接続して、アプリによって様々な機能を提供するスタイルを採る。今回会場ではスマートフォンで撮影した人物の顔を認識してメガネ側のディスプレイにその人物に関する情報を表示するアプリや、街中を歩きながらGPSでデータを取得して周辺地域に関するTwitterの情報をチェックできる「LocaLive」アプリのデモが行われている。

別筐体のコントローラー。サイドのくぼんだ所がタッチセンサーになっている

「Xperia BIKE」は電動アシスト付自転車のハンドル部分にXperiaを装着して使うスマートサイクル。「イヤホンやヘッドホンを装着しながら自転車の乗るのは危険。だからXperiaとドッキングして、保存した音楽を安全に聴けるようハンドルにスピーカーを内蔵している」(開発担当者)という。ハンドルの所には6つのスピーカーユニットが搭載されている。確かに安全性は確保されると思うが、ボリュームを上げて音を出してしまうとそれはそれで気を遣わなければならないことも出てくると思うが、とにかく面白い発想だ。

スマートサイクル「Xperia BIKE」

ハンドルの所にXperiaをドッキング。保存した音楽が左右のスピーカーから流れる

本体の前後にはフィッシュアイレンズを搭載したカメラを1台ずつ搭載している。自転車を運転中に背後を振り返らずにモニターできるようにという安全性を考慮した部分と、映像を録画して共有するソーシャル的な用途を想定した仕様になっている。こちらのXperia BIKEはSmartEyeglassよりも商品化にはもう少し時間がかかるようだ。

本体の前後に1台ずつのフィッシュアイレンズ搭載カメラを設けてドライブレコーダー機能などが楽しめる

「Lifelogカメラ」は今年2月に開催されたMWC2014の会場にもソニーが出展していた、ウェアラブルカメラのコンセプトモデルだ。「衣服にクリップするなど肌身離さず身につけながら、1分間に1ショットぐらいの間隔で連続撮影をして、今まで撮れなかった日常のシーンを切り取るような用途を考えている。Xperiaシリーズでも活用できるアプリ“Lifelog”との連携も実現していきたい」(開発担当者)という製品。商品化の時期については明言されなかったが、そう遠くない将来には実現されそうなほど完成度は追い込まれていた印象だ。

常時身につけながら写真撮影を楽しむ「Lifelogカメラ」

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