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飛行時間や安全性も向上

DJI、4K/HDRや縦向き撮影も可能な小型ドローン「Mini 3 Pro」。スマート機能にも対応

2022/05/11 編集部:川田菜月
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DJIは、超軽量のカメラドローン “Miniシリーズ” より、ハイエンドモデル「DJI Mini 3 Pro」を発表した。発売日は5月20日を予定しており、本日から公式オンラインストアなどで予約受付を開始した。本体価格は92,400円(税込、以下同)、従来型の送信機「DJI RC-N1」を同梱したセットモデルは106,700円、新登場の送信機「DJI RC」同梱セットは119,900円となる。

「DJI Mini 3 Pro」

DJI Mini 3 Proは、同社製ドローンの中でも小型軽量モデルを展開するMiniシリーズの新モデルで、軽量・安全・高性能という従来の特徴を継承しながら、飛行時間の伸長やスマート機能の搭載など様々なアップデートが施されている。

本体は、Mavic MiniやMini 2など従来モデルと同様、コンパクトに折りたためるデザインを踏襲している。収納しやすく、かつ質量249g未満の軽量ボディで、携帯性に優れるとしている。また航空力学に基づいて新設計されたアームとプロペラを採用。ドローンのフロント部には前方/後方用のデュアルビジョンセンサーを搭載し、飛行中の安全性向上も図られている。

1/1.3インチCMOSカメラセンサーを搭載し、デュアルネイティブISOに対応。絞り値はf/1.7で、最大48MPの写真や、4K/60fpsの動画撮影が行える。また最大フレームレート30fpsのHDR動画撮影にも対応した。デジタルズームは4K動画撮影では2倍、2.7Kでは3倍、フルHDでは4倍まで利用可能となる。

1/1.3インチCMOSカメラセンサーを搭載。縦向き映像の撮影も可能に

カラープロファイルにはアプリ内で簡単に編集できる「ノーマル」、より高度な後編集ができる「D-Cinelike」の2つのモードを備える。 また、ユーザーからのフィードバックをもとに、低照度環境での撮影性能向上も図っており、ピクセルサイズを2.4μmと大きくすることで細部までクリアに捉えられるとしている。

ジンバルデザインも一新し、90度回転する機能に新たに対応した。可動範囲がより広くなったことで、下から上を見上げるチルトアップアングルでの撮影や、SNS投稿に適した縦向き映像の撮影が可能になったとしている。

Miniシリーズとして初めて、前方/後方/下方ビジョンセンサーを使用した3方向障害物検知機能に対応した。 またセンサーには高度操縦支援システム(APAS)4.0が搭載されており、障害物を検知して回避する安全な飛行経路を自動的に見つけ出すことを可能とする。

AirシリーズやMavicシリーズに搭載されていたインテリジェント機能に対応し、タップするだけで、センサーを活用したフォーカストラック関連機能などが利用できる。たとえば被写体を選択するだけで、自動で被写体をフレームの中心に捉えたまま安全なルートでの飛行が可能となる。ほか、クイックショット機能やハイパーラプス撮影などにも対応。今後、内蔵リモートID機能の対応も予定している。

飛行時間も大幅に向上。この度初めて導入されたオプションの「インテリジェント フライトバッテリー plus」を装着することで、最大47分の長時間飛行を実現する。加えて伝送距離も長くなっており、O3伝送システムに対応し、最大12kmの距離からでもクリアな1080pのライブ映像を伝送できる。

オプションの様々なアクセサリーにも対応。上述のインテリジェント フライトバッテリー plusのほか、最大34分の飛行を可能とする「インテリジェント フライトバッテリー」、バッテリーを充電する「2WAY充電ハブ」、日差しの強い照度環境下でも細部までクリアに撮影できる NDフィルターセット(ND 16/64/256)などをラインナップする。

本体の発売に合わせて、DJI Mini 3 Pro用のアクセサリーキットも展開予定。 DJI Mini 3 Pro Fly Moreキット Plus(価格29,480円)には、インテリジェント フライトバッテリー Plus×2、2WAY充電ハブ×1、プロペラ(1組)×2、ショルダーバッグ×1が同梱される。

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