HOME > ニュース > ティアック、デジタル一眼用リニアPCMレコーダー/ミキサー「DR-60D」

ミキサー統合型の4トラックリニアPCMレコーダー

ティアック、デジタル一眼用リニアPCMレコーダー/ミキサー「DR-60D」

2013/03/27 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ティアック(株)は、TASCAMブランドからデジタル一眼レフ用のリニアPCMレコーダー/ミキサー「DR-60D」を4月上旬に発売する。価格はオープンだが、5万円前後での実売が予想される。

DR-60D

デジタル一眼レフの動画使用時に使用することによって、より高音質な撮影を可能とするミキサー統合型の4トラックリニアPCMレコーダー。同社の業務用レコーダー、リニアPCMレコーダーの技術を投入している。

デジタル一眼動画撮影時における利便性に配慮し、デジタル一眼での動画撮影に特化した仕様を備える。「スレートトーンジェネレーター」は、ボタンを押しての発音だけでなく、オートトーン機能によって操作音を気にすることなく使用環境にあわせたスレートトーンを記録、発音することができる。

本体サイズは133W×93.2H×78Dmm(上部アダプター取付状態)で、カメラとの併用に最適化した形状としており、カメラと三脚の間に設置できるよう工夫。筐体素材には軽量なプラスチックを使用し、リブ構造を採用することで強度も確保した。さらに、本体の横幅を一般的なデジタル一眼レフと同等の133mmとしており、デジタル一眼レフの操作性を考慮したデザインを採用している。質量は510g(電池含まず)。

同時に音質にも配慮しており、入力音を増幅するプリアンプには等価入力雑音-120dBを実現する独自の「HDDA(High Definition Discrete Architecture)回路」を搭載。ファントム電源および+4dBuラインレベル入力にも対応するXLR/TRS入力を2系統装備するほか、高出力のビデオカメラ用マイクに対応するステレオミニジャック入力も備えている。

レコーダー部は最大4chの録音が可能。録音モードはMONO、STEREO、DUAL MONO、DUAL STEREO、4chの5つで、モノラル録音から2ステレオの録音まで1台で対応する。4chモードでは、2本のガンマイクとアンビエンスマイクを接続して録音することができる。録音フォーマットは16/24bit、44.1/48/96kHz(WAV/BWF)で、記録メディアはSD/SDHCカードに対応。

また、レコーダー部を使用せずにデジタル一眼に録音する場合に便利なミキサー機能も搭載。ミキシング後の音声をデジタル一眼に出力するためのCAMERA OUT端子も装備している。また、カメラの出力音を入力しモニターするためのCAMERA IN端子も備えており、ヘッドホン端子非搭載タイプのデジタル一眼の音声モニタリングも行える。

本体にはUSB 2.0端子を備えており、ファイルをPCに転送できる。駆動は単三乾電池4本またはUSBバスパワーに対応する。専用の外付けバッテリーパック「BP-6AA」もオプションでラインナップされる。

【問い合わせ先】
ティアック(株) タスカムカスタマーサポート
TEL/042-356-9137

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックやデータを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドTASCAM
  • 型番DR-60D
  • 発売日2013年4月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格50,000円前後)
【SPEC】 ●対応記録メディア:SD/SDHCカード ●録音モード:MONO、STEREO、DUAL MONO、DUAL STEREO、4ch ●録音フォーマット:16/24bit、44.1/48/96kHz(WAV/BWF) ●外形寸法:133W×93.2H×78Dmm(上部アダプター取付状態) ●質量:510g(電池含まず)