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ANCや物理的な遮音性も強化

Nothing、トリプルドライバー搭載の最上位ヘッドホン「Headphone (1)Pro」。スイッチひとつで原音再生モードが起動

公開日 2026/09/29 10:00 編集部:太田良司
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Nothingは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)対応の密閉型Bluetoothヘッドホン「Headphone (1)Pro」を9月29日に発売する。価格は64,800円(税込)で、カラーはブラックとホワイトの2色をラインナップする。

「Headphone (1)Pro」。左からブラック、ホワイト

Headphone (1) Proは、ブランドを象徴するスケルトンデザインを踏襲しつつ、ドライバーユニット3基による「トリプルドライバーアーキテクチャー」を初採用したフラグシップ・ワイヤレスヘッドホン。

40mmのフルレンジ・ダイナミックドライバーを中心に、5 - 15kHzのディテールを補うプレシジョン(高精度)ダイナミックドライバー、さらに10 - 40kHzをシャープに鳴らすxMEMS社製のMEMSトゥイーターを配置した。

フルレンジ・ダイナミックドライバーとそれを補うプレシジョン・ドライバー、そしてMEMSトゥイーターの「トリプルドライバーアーキテクチャー」を採用した

モバイルアプリから設定できるイコライザー(EQ)は、低音強調/高音強調といったプリセットによる簡易設定に加え、フルレンジドライバーとプレシジョンドライバーをそれぞれ個別に調節できる詳細設定を用意。フルレンジは帯域をこと細かに、プレシジョンドライバーはなだらかなカーブでバランス調整が可能だ。

EQはフルレンジ/プレシジョンドライバーそれぞれ個別に設定できる

加えて、ロンドンの老舗レコーディング/マスタリングスタジオMetropolis Studios(メトロポリス・スタジオ)との協業で開発した「フラットEQ」機能を搭載。右ハウジングのイヤーパッドに備わる「FLAT」トグルスイッチを切り替えると、アプリで設定したEQや、音質に影響する外音取り込み機能を一括で無効化。音の加工を最小限に抑えた、味付けがされていないニュートラルな音質を楽しめる。

左ハウジングのイヤーパッド側に備わる「FLAT」スイッチ
ちなみに右ハウジングの同じ位置にはBluetoothペアリングボタンがある

また、「スタンダード」「MetropolisスタジオB」「ライブハウス」「クラブ」「コンサートホール」という5種類の空間オーディオモードを搭載。トリプルドライバーアーキテクチャと空間オーディオは相性が良いとのことで、スタンダードはバランスが良く、スタジオBはメトロポリス・スタジオ内の音の広がりをイメージした特性。ライブハウスは正面から、クラブは上から、コンサートホールは後ろから回り込むような特性が味わえるとしている。

頭部伝達関数(HRTF)アルゴリズムに基づき立体的な音場を再現する空間オーディオモードを搭載。頭の向きに応じて聴こえ方が変わるヘッドトラッキング機能にも対応する

Bluetoothはバージョン6.1に準拠し、コーデックはLDAC/AAC/SBCをサポート。ハイレゾオーディオワイヤレス認証を取得している。1つの音源を複数のイヤホンやヘッドホンで同時に聴けるブロードキャスト機能Auracastにも対応した。

またUSBケーブル/3.5mmケーブルによる有線接続も可能で、USB接続は最大192kHz/24bitのハイレゾ再生に対応する。

3.5mm/USB Type-Cの有線接続に対応する

ANCは同社製品の中でもトップクラスの最大46dBという騒音除去性能をアピール。左右合計10基のマイクを搭載したハイブリッド方式で、周囲の騒音量に応じてノイズ低減レベルを自動的に調整する。通話においても、左右4基のマイクとAIによるビームフォーミング技術、3000万通りものサンプルに基づくアルゴリズムで、高精度なノイズ除去とクリアな通話を両立するという。

内部の構造が見えるイヤーカップには強化ガラス、フレームにはアルミを使用。結合部のアームには削り出しのチタンを用い、堅牢ながら372gの軽さを実現した。スケルトンデザインを踏襲しつつも、「表面的に見せるのではなく、内部を構造的により見せるプロダクトになった」としている。

歴代モデルとのデザイン比較。左から「Headphone (a)」「Headphone (1)」「Headphone (1)Pro」

イヤーパッドはPUレザーとウレタンの2層構造を取り入れ、既存モデルHeadphone (1)よりも内部クッションを50%柔らかく、ヘッドバンド部も厚みと幅を約10%増し、装着感を改良。また、イヤーパッド内にシリコン製の遮音隔壁を設け、物理的な遮音性能も高めた。

快適な着け心地を追求した2重構造のイヤーパッド
イヤーパッド内にシリコン製の「隔壁」を設け、物理的な遮音性をより高めた

操作系は、同社の既存モデルと同様にローラー/パドル/ボタンを採用。バッテリー性能はANCオフで最大68時間、ANCオンで最大30時間の連続再生が行える。

音量調節や再生/停止などを制御するローラー、曲送り/戻しなど制御するパドル、好みの機能を割り当てられるボタンを既存モデルから踏襲

ほか、IP52等級の防塵防滴性能を備えており、スポーツシーンなどでも活用可能だと説明。ハンドバッグのように持ち運べる専用ケースや、有線接続用の3.5mmオーディオケーブルも同梱される。

専用ケースはヘッドバンド部だけ出るデザイン。同梱のリングストラップを取り付けて肩掛けもできる
装着している様子。イヤーパッドの刷新で、メガネのツルへの影響が少なくなったそうだ

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