箱根ロープウェイにDolby Atmos搭載の立体音響ゴンドラ「音箱(OTOBACO)」登場。4/13運行開始
(株)小田急箱根、MMD(株)、(株)クープは、Dolby Atmosによる立体音響システムを搭載したロープウェイゴンドラ「音箱(OTOBACO)」を、4月13日(月)から箱根ロープウェイで運行を開始する。

「音箱(OTOBACO)」は、ゴンドラの眺望に音楽を掛け合わせた“音で体験する箱”をコンセプトに開発した、世界初をうたう立体音響ゴンドラ。通常のゴンドラ内にDolby Atmos対応スピーカー8台とウーファー2台を搭載し、車内そのものを“音の旅”の体験空間へ変えてしまうというもの。小田急箱根は「視覚と聴覚を一体的に使って箱根の自然や空間を体感できる、これまでにない観光体験を提供する」とアピールする。
運行区間は早雲山駅から大涌谷駅までの片道(約1.5q・所要時間10分)で、1台1組限定の貸切運行となる。料金は1組2,500円で、別途1人あたりのロープウェイ運賃が必要。定員は最大16名、繁忙日を除き約10分間隔で通年運行する。
再生音源は天候に応じて切り替わる。晴天時には、雄大な山々や谷、空の広がりに寄り添い一体感を高めるピアノ協奏曲「Soundscape in Owakudani」。雨や霧で視界が限られる日には、見えない景色を説明するのではなく、“本来そこにある箱根の景色”を音から想像させることを狙ったデジタルミュージック「Searchlight in Owakudani」。天候に左右されがちなロープウェイ体験を、音によって補完する構成だ。
作曲はアニメやドラマの劇伴を多く手がけるKOSEN氏、Dolby Atmosミキシングはレコーディング・エンジニアの古賀健一氏が手がける。
本プロジェクトは小田急箱根が主宰を担い、MMDが企画・計画、クープが立体音響システム構築を担当する。技術協力はDolby Japan、楽曲制作にはポイントブランクとXylomania Studioが参画。各社の強みを融合し、移動時間そのものに新たな観光価値を付加する取り組みとして展開する。
乗車チケットは、早雲山駅の箱根ロープウェイ駅窓口で販売する。小田急箱根は、言語に依存しない音の演出によって、国内客だけでなく訪日客にも訴求できる新たな観光コンテンツとして育てていく考えだ。
