B&O、純アルミ削り出しボディにドライバー10基搭載のHi-Fiサウンドバー「Beosound Premiere」
Bang & Olufsen(バング アンド オルフセン/B&O)は、Hi-Fi空間オーディオを謳うサウンドバー「Beosound Premiere(ベオサウンド プレミア)」を12月3日より順次発売する。価格は747,000円(税込)。
カラーバリエーションは、ナチュラル・アルミニウム/ゴールド・トーン(2026年2月販売開始予定)/ブラック・アンスラサイト(2026年3月販売開始予定)の3色展開。
「Beosound Premiere」は、純アルミニウムから削り出した彫刻的なデザインのボディに、10基のドライバーユニットと特許出願中の独自信号処理技術「Wide Stage Technology」を搭載した、7.1.4ch Dolby Atmosデコード対応のサウンドバー。
音の方向性を精密に制御する専用設計のドライバー配列と信号処理によって、まるで外付スピーカーを併用しているかのように、本体サイズよりも幅広く高さを感じさせるサウンドステージを生み出すとアピール。原音に忠実で、かつ没入感のある空間音響を再現するとしている。
ドライバー構成は、3インチ(76.2mm)のレーストラック型ウーファー4基、2インチ(50.8mm)のフロント用フルレンジ2基、2インチのサイド用フルレンジ2基、0.8インチ(20.32mm)のトゥイーター1基、1.5インチ(38.1mm)の天井投射用フルレンジ1基の計10基。
アンプも各ドライバーユニットにつき1基、計10基を備え、出力はウーファー用が70W、トゥイーター用/フルレンジ用が50W。会話の明瞭度や定位の安定性を重視した信号処理を施しているとのことだ。
低音管理システムアダプティブ・ベース・リニアライゼーション(ABL)を搭載するほか、Digital Power Link接続によりMozartプラットフォームに対応したB&O製スピーカーを最大4台まで追加することもできるとしている。
純アルミニウム削り出しの外装は、B&Oデザインチームとデンマーク・ストルーアの製造工場「Factory 5」の手で、細部まで丹念に作り込んだと説明。押出成形されたシャーシと切削エンドキャップを組み合わせたスリムな筐体に10基のドライバーを高密度で搭載し、中央には上向きのトゥイーターを象徴的に配置。B&Oの「内から外へ、外から内へ」というデザイン哲学を視覚化したという。表面はパールブラスト加工によりマットなサテン仕上げとし、90個のLEDイルミネーションも内蔵した。
インターフェースとして、HDMI eARC×1(4K120fps/8K60fps/40Gbitパススルー、CEC対応)、AUX(USB-C)入力×1、1Gbitイーサネット×3(うちTV用1ポート)を装備。無線はデュアルバンドWi-Fi(IEEE 802.11b/g/a/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4に対応。AirPlay 2、Spotify Connect、Deezer Connectなどをサポートする。再生周波数帯域は34Hz - 23kHz。
外形寸法はテーブルスタンド時が932W×160H×121Dmm、壁掛け時が932W×160H×133Dmm。質量は8.5kg。付属品として壁掛け・卓上両対応スタンドを同梱する。
別売オプションとして、スピーカー開放部を保護するファブリックカバー(grey melange)や、一体削り出しのウッドカバー(オーク/ダークオーク)を用意。本体とのセット価格は、ファブリックカバー付きが792,750円、ウッドカバー付きが915,000円(どちらも税込)。また、オプションカバーは順次販売予定とのことだ。
なお本モデルの発売を記念して、全世界25台限定の特別モデル「Beosound Premiere Haute Edition」もラインナップされる。価格は1,981,500円(税込)で、B&O店舗でのみ注文を受け付ける。
B&Oアトリエチームが腕をふるい、彫刻的な特性を強調した特別なデザインを採用。中央スロットから放射状に広がる精密加工パターンを施し、強力な空間音響性能を視覚的に表現したとアピール。複雑な切削工程には約17時間を要するとのこと。
各個体には「1 of 25」の刻印が施され、ハンドメイドの木製プレゼンテーションボックスと特別仕様のリモコン「Beoremote One」、真贋証明書が同梱する。



