EarFun、ノイズキャンセリング性能を高めた完全ワイヤレスイヤホン「AirPro 4i」
EarFunは、独自のアクティブノイズキャンセリング技術を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro 4i」を、本日8月21日より発売する。価格はオープンだが、税込7,990円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック、ホワイトの2色を用意する。
AirPro 4iは、独自のアクティブノイズキャンセリング(ANC)技術「QuietSmart3.0」を搭載する完全ワイヤレスイヤホン。既存モデル「EarFun Air Pro 4」をベースにANC性能を強化した “ANC特化モデル” という位置づけで、ドライバーユニットやイヤーピースなど各部にアップグレードが施されている。
同社独自のQuietSmart技術に活用されるANCアルゴリズムでは、音楽信号とノイズおよびドライバーユニットと耳の間の音響特性を400回/秒以上の頻度で検出し、さらにノイズ低減プロセスによって失われた情報を補完すると説明。
最新バージョンとなるQuietSmart 3.0は、全域のノイズ低減レベルを最大50dBへと強化。特に本モデルでは、中低域のノイズをより巧みに低減することが可能になったという。また、風雑音抑制機能も強化されており、耳障りな風切音も大幅に抑制するとアピールする。
サウンド面では、大口径の11mm径チタンコーティング複合振動板を採用したダイナミックドライバーを搭載。その高い剛性と高速応答性により、原音を忠実に再現すると謳う。
コーデックはSBC、AACに加えて、最大96kHz/24bitのハイレゾ再生に対応するLDACをサポート。クリアで緻密な高音と深みと、量感のある低音をバランスよく描写するという。一般社団法人日本オーディオ協会が定める「ハイレゾオーディオワイヤレス」規格の認証も取得している。
ハウジングとイヤーピースの設計も刷新。新ハウジングではオーバル状の音筒部をより大きく短い構造にすることで、音の分散を抑えつつ、音の方向を集中させることが可能に。これにより、音質向上とノイズキャンセリング効果の改善を促すと説明する。
付属のイヤーピースは、素材が異なる二重構造に変更したことで、さらなる音質向上を図ったとのこと。軸部分には硬めの素材を使用することで基礎部分の固定力を改良し、低音を逃さず鼓膜まで伝える一方、傘部分はより薄くすることでフィット感を高め、装着していることを忘れるような快適なつけ心地を実現したという。
立体的な音場を再現する2種のサウンドモードを用意する。楽器やボーカルの定位が鮮明に再現され立体感あふれるサウンドが楽しめる「3Dサウンドモード」と、新たにライブ会場の中央にいるような臨場感でコンテンツを楽しめる「3Dシアターモード」から選択できる。ほか、低遅延ゲームモードも搭載している。
通話面では、左右各ユニットに高性能小型マイクを各3基ずつ内蔵。AIアルゴリズムの活用により、街の喧騒やカフェの話し声などのノイズをリアルタイムで抑制し、クリアで聞き取りやすい音声通話を実現するとのこと。
連続再生時間はイヤホン単体で最大9.5時間、充電ケース併用で最大40時間。10分の充電で最大2時間再生が可能な急速充電もサポートする。
そのほかの機能として、本製品を2台のデバイスに同時接続し、必要に応じて切り替えるマルチポイント接続や、Android端末との組み合わせで簡単かつスピーディーにペアリングを実行する「Google Fast Pair」、紛失したときに追跡できる「検索ハブ」などをサポートする。
専用アプリ「EarFun Audio」では、10種類の音質プリセットから好みのものを選択が可能。自然の音などを20種類以上収録した「環境音」の再生にも対応する。そのほか、上述の3Dサウンドモードの切り替えや、物理ボタン操作の設定やマルチポイント接続の設定、ファームウェアアップデートにも活用できる。
イヤホン本体はIP55等級相当の防塵防水性能に準拠。Bluetoothバージョンは5.4対応。本体質量は片側約5.1g。付属品として充電用USB-Cケーブル、上述の独自イヤーチップ5サイズ(XS/S/M/L/XL)を同梱する。



