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AIノイズキャンセリングアルゴリズム搭載

水月雨、“カプセル型”ケース採用のイヤーカフ型完全ワイヤレス「PILL-カプセル」

公開日 2025/08/01 11:56 編集部 : 伴 修二郎
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水月雨(MOONDROP)は、イヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホン「PILL-カプセル」 を本日8月1日(金)より発売する。価格はオープンだが、税込7,500円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック、レッド・ホワイト、グリーン・ホワイトの全3色を用意する。

「PILL-カプセル」

「PILL-カプセル」は、カプセル形状の充電ケースを採用したイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホン。透明なカプセルシェルで包み込まれ、ケースを押すとイヤホンが吸い込まれて回転後に元の位置にぴったりと戻るといった、まるで引力に引き寄せられるような動きを実現すると説明。同社は「機械的な美しさと未来的な感覚を融合させ、指先で感じる心地よい操作感と秩序を生み出す」とアピールしている。

イヤホン本体には、13mm 円形ダイナミック型ドライバーを搭載。一般的な空気伝導イヤホンに使用されるドライバーと比べ、円形ダイナミック型ドライバーは歪みが少なく、よりリニアな再生を実現。また、13mmの大口径設計により快適な装着感を保ちつつ、優れた低域表現とレスポンスを提供すると謳っている。

さらに、 大型リアチャンバー設計を採用することで迫力のある低域を発揮する。加えて、拡散音場性能に対応するために開発された高効率ロングストローク設計により、イヤーカフ型のオープンな使用環境においてもより豊かなレスポンスと自然な音像を実現。非線形歪みを大幅に低減して低域の迫力を強化する低域強化アルゴリズムも内蔵する。

13mmの円形ダイナミックドライバーを搭載

デンマーク製の超広帯域ヘッド&トルソーシミュレーター「B&K 5128」を用いたチューニングを用いており、より正確かつ人間の耳に忠実な音響調整を実現したとする。加えて、拡散音場特性(Diffuse-HRTF)に関する学術研究とリスニングテストを組み合わせた、新たなチューニングターゲット「VDSF for OWS」を確立。これにより、空間の広がりが感じられる臨場感あふれるサウンドを提供するという

音漏れ対策では、双極子音源の原理を応用した音響構造によって耳の外への音漏れを大幅に抑制する「ダイポール型指向性音伝送技術」を採用。耳の外周から15cmの距離で97%の漏れ音を低減することで、イヤホンからの音漏れを気にせず快適に使用できるとのこと。

通話面では、内蔵NPUコアによるディープラーニングを活用したAIノイズキャンセリングアルゴリズムを搭載する。これにより、従来のENCアルゴリズムと比べてより効果的にノイズを除去しつつ、人の声の明瞭度を向上させると謳っている。

イヤホン本体は、形状記憶シリコン製のCブリッジ形状を採用。複数のユーザーテストを重ね、弾力性と強度を最適化した液体シリコン素材を使用し、内部のサポート構造に形状記憶チタン合金の金属ワイヤーを使用することで、肌触りに優れ、繰り返し使用しても形状や弾力性を保つとしている。また、装着部分はすべてエッジレスデザインを採用しており、長時間使用しても快適さを損わないと説明している。

高効率・低消費電力の一体型回路設計を採用しており、連続再生時間はイヤホン単体で約8時間、充電ケース併用で約20時間。2台のデバイスと同時接続が可能なマルチポイント機能に対応する。イヤホン本体はIPX4規格の防水性能に準拠し、運動時の汗や突然の雨などでも安心して使用できるとする。

専用アプリ「MOONDROPアプリ」と連携することで、タッチ操作のカスタマイズや3段階のBass Controlチューニング変更、マルチポイント接続設定などさまざまな各種設定が可能。

また、内蔵DSPパラメトリックEQを最新のチューニングインターフェースでより正確かつ簡単にカスタマイズが可能。フィルタータイプ、周波数ポイント、ゲイン、Q値などは自由に調整でき、さらに周波数特性データベースをチューニングの基準として利用できるため、使いやすさと精度がさらに向上したとする。

BluetoothコーデックはSBC、AAC、プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPをサポートする。 

 

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