KEF、元サッカー日本代表の鈴木啓太をゲストに迎えたサウンドバー「XIO」発売記念イベントをレポート
KEFは、東京・青山にあるKEF Music Galleryにて、同社初のサウンドバー「XIO(ジオ)」の発売を記念した特別イベント「The Art of Listening - 美意識としての音選び」を7月24日に開催した。
本イベントには、元サッカー日本代表であり、現在はAuB株式会社 代表取締役を務める鈴木啓太氏がゲストとして登場。“本質を見極める力” と “音を選ぶ美意識” について語るトークイベントを行った。
今回のイベントで登場したXIOは、KEF初のサウンドバーであり、同社が長年培ってきたHi-Fiオーディオクオリティをサウンドバーも体感できるモデルとして誕生。12個のクラスDアンプによってフルレンジスピーカーを5基、サブウーファーを1基、オーバヘッドスピーカーを2基駆動させる5.1.2chシステムが投入されている。
立体音響フォーマットのDolby Atmosをはじめ、DTS:X、360 Reality Audioといったフォーマットに対応。KEFの伝統的技術を最小ユニットで実現した「Uni-Q MX」ドライバーをフルレンジスピーカーとオーバヘッドスピーカーに搭載し、「P185LFドライバー」をウーファーユニットに導入することで深くインパクトのある低域再現を叶えている。
加えてクリーンな低域再生を成し得る特許出願中の技術「ベロシティコントロール(VECO)」、映像コンテンツの再生向けにブラッシュアップされた「Music Integrity Engine(MIE)」、そしてキャリブレーションツール「Intelligent Placement Technology(IPT)」といった、高音質技術を多数採り入れていることも特徴的なサウンドバーだ。
トークセッションでは、開始するとすぐに鈴木啓太氏が好きな作品だと公言する映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』から、カーチェイスと銃撃戦が繰り広げられるシーンを来場者と共に鑑賞。イベントの冒頭から、XIOのサウンドを体感できた。
「KEFは長年Hi-Fiオーディオを取り組んできた英国ブランドであり、スピーカーシステムからイヤホン・ヘッドホンまでラインナップしているが、今回KEFブランドとして初めてサウンドバーを発売した。本格的なシアタールームを構築しようとすると、フロントスピーカーやリアスピーカー、天井の埋め込みスピーカーやサブウーファーなど、多数のスピーカーが必要になるが、XIOなら本体1台で横に広がるサウンド感、縦に広がるハイト感を楽しめる、KEFが長年確率してきた “ハイ・フィデリティ・サウンド” に触れられるサウンドバーとなっている」と株式会社KEF JAPAN コマーシャル・ディレクターの福島真澄氏が解説を行った。
「本当にすごい音ですよね。サウンドバーが1台あるだけなのに、なんでこんなにクリアな音が楽しめ、そしていろんなところから音が聴こえるのだろうと、不思議なサウンドバーなんですよ」とKEFならではのサウンドに鈴木氏が感嘆していた。
鈴木氏は “いい音に出会ったきっかけ” として、「以前、カメラマンの宮本敬文さんの家に招かれた際、アナログレコードを掛けてくれたんですが、眼を閉じると目の前で矢沢永吉さんが歌っていたんですよ。本当にびっくりした体験だったんです。宮本さんに聞いてみると、非常に高価でこだわり抜かれたオーディオシステムを初めて聴きました」と語ってくれた。
その “眼を閉じると目の前にアーティストがいる” 感覚を体感することができるのが、KEF Music Galleryの最上階にあるマルチチャンネルオーディオシステムだったと鈴木氏は明かす。そして、試聴の際はライブ音源を再生してもらったそうだが、コンサートに参加しているよりも、さらに良い音でライブサウンドを楽しんでいる感覚を味わうことができたといい、音質にこだわり抜いたHi-Fiオーディオシステムだからこそ体感できる贅沢なサウンド空間があると説明した。
ハイ・フィデリティ・サウンドを体感できるサウンドバーの高音質は、映画作品や音楽ライブだけでなく、スポーツコンテンツとも親和性が高いと鈴木氏は説明。また、集中したいときは、音楽もいいが自然音を再生した環境をつくることも多いとのこと。KEFのハイ・フィデリティなオーディオシステムを用いることで、自然音も圧倒的なリアリティで再生できるため、まるで大自然のなかに入り込んだような体験ができそうだとコメントしていた。
最後に「最上級なもの、最高峰なものに触れるというのは、さまざまなレベルを知る上でとても大切。KEFのスピーカーシステムは、まさにオーディオの最高峰を体感でき、“本物に触れられる” ブランドだ」と、KEFブランドの魅力をアピールした。



