中国発の新規ブランド・Melody Wings、3BA+1DD搭載ハイブリッド型IEM「Venus」
サウンドアースは、中国発の新規ブランド・Melody Wingsの取り扱いを開始。第1弾ラインナップとしてハイブリッド型IEM「Venus」を7月4日より発売する。価格はオープンだが、税込27,980円前後での実売が予想される。
Melody wingsは、2025年2月の「冬のヘッドフォン祭 2025 mini」にて世界で初めて披露された中国発の新規ブランド。このたびサウンドアースが取り扱いを開始し、第一弾としてハイブリッド型IEM・Venusを発売する。なお、ブランドアンバサダーは歌手のELISA氏が務めている。
ドライバーユニットは、 バランスドアーマチュア(BA)ドライバー×3基と10mm径ダイナミックドライバー×1基を用いた3ウェイクロスオーバー構成。ユニットごとの周波数がスムーズにつながるようにチューニングされており、ニュートラルな音色を実現。特にポップミュージックの再生に適しているとアピールしている。
低域用のダイナミックドライバーには、剛性の高いベリリウムメッキ振動板を採用。ディテールの再現性に優れ、ダイナミックドライバーの性能を最大限に発揮するという。中域用のBAドライバーは音の密度を強化。高域用デュアルBAドライバーは高域のエネルギーと伸びを向上させ、垂直方向のサウンドステージのバランスを保つと説明している。
筐体は、HeyGears社の3Dプリント技術を用いて作成。人間工学に基づいて何度も調整・修正を繰り返した形状を採用しており、 長時間の使用でも快適な装着感を実現したという。また、内部構造にも同技術を用いることで、構造の一貫性を保証しているとのこと。
3Dプリント樹脂にはHeyGears社の「PAU20」を採用することで耐久性を強化。ノズル部分はステンレス鋼製とすることで、錆や音響ダクトの閉塞、イヤーピースの脱落といった問題を防ぐとしている。
フェイスプレートには温度や湿度の変化に強いバーチ材を採用。デザインは火山に囲まれた高温の金星をイメージしている。天然木のバーチ材のため、木目模様が個体ごとに異なるとのこと。
ケーブルは、4芯の高純度銀メッキOCC線を標準装備。各芯0.06mmの撚り線49本で構成されたリッツ構造とすることで、表皮効果や近接効果を回避。ピュアな信号伝送を実現したと説明している。 コネクターは0.78mm 2Pin。プラグは着脱式で3.5mm/4.4mm/USB Type-Cの交換用プラグを付属する。
周波数特性は20Hz - 20kHz、インピーダンスは32Ω、感度は108dB。付属品として上記のケーブルと交換用プラグのほか、専用キャリングケース、イヤーピース2種類(バランスタイプ/ボーカルタイプ)をそれぞれ3サイズ(S/M/L)を同梱する。



