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「トランスルーセント・ミラー・グラデーション」で美しさも追求

qdc、ブランドの最新技術を投入して作り込んだシングルBAイヤホン「FRONTIER」

公開日 2025/06/25 11:00 編集部:成藤正宣
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アユートは、同社取り扱いブランドqdc(キューディーシー)との共同企画コンセプトモデルとして、ブランドの最先端技術を投入したシングルBAイヤホン「FRONTIER(フロンティア)」を7月12日(土)に発売する。価格は19,800円(税込)。カラーバリエーションはアクアマリン/エメラルドの2色を展開する。

qdc「FRONTIER」(アクアマリン)

独自のカスタマイズを施したフルレンジBAドライバーを左右に1基ずつ搭載する、ユニバーサルタイプのインイヤーモニター(IEM)。qdcブランドがプロユースカスタムIEMの開発で培ってきたBAドライバーによるモニターサウンドを、より多くのユーザーに体験してもらうことを目的に開発したコンセプトモデルだとしている。

「FRONTIER」(エメラルド)

カスタマイズドBAドライバーは、背面に「リアキャビティ・マイクロホール」と名付けられた極小の排圧孔を備えており、感度と低域を調整。またBAドライバー背面からイヤホンのシェル背面までの空間にキャビティが設けられ、シェル背面にもマイクロホールが開けられている。

この構造により、ハイインピーダンスでノイズを抑える一方、感度を高めて音量を取りやすくすることに成功。BAドライバーならではの素早い音の立ち上がりとレスポンス、高解像度なサウンドを活かしつつ、シングルBAの弱みである低域不足の解消を実現したという。

全体的なサウンドは、ブランドが元来得意としているプロフェッショナルモニターチューニングをベースとしつつ、さまざまな楽曲との相性を考慮しながらブラッシュアップをかけたとのこと。

FRONTIERの周波数特性グラフ

3Dプリンター製のシェルは、カスタムIEM開発で培ったノウハウを活かし、快適な装着感と高い遮音性が得られる形状にデザイン。フェイスプレートには新開発の「トランスルーセント・ミラー・グラデーション」を採用し、半透過/鏡面光沢/グラデーションが渾然一体となった美しくスタイリッシュな外観に仕上げたとする。さらにシェルに特殊コーティング処理を施すことで、まるで樹脂充填されているかのような質感を表現した。

フラットタイプの0.78mm 2pinコネクターを搭載し、ケーブル着脱に対応。付属ケーブルは伝導性の高い高純度無酸素銅(OFC)導体の4芯構造で、被覆は黒のPVC、プラグはL字モールドの3.5mmステレオミニを採用。長さは約1.2mで取り回しに配慮しており、タッチノイズを抑制するためのケーブルクリップも同梱する。

イヤーピースは、耳への負担を軽減するリサイクルシリコン製の「qdcTips Soft-fitイヤーピース」と、遮音性/外れにくさを重視した「フォームタイプイヤーピース」をそれぞれ3サイズ(S/M/L)同梱。フォーム素材のイヤーピースは、同ブランドのユニバーサルIEMとしてはこれが初採用となる。このほか、クリーニングツール、持ち運び用のセミハードキャリングケースが付属する。

再生周波数帯域は10Hz - 30kHz、インピーダンスは52Ω、感度は105dB SPL/mW。

FRONTIERの付属品やパッケージ

 

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