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フェイスプレートは天然の緑檀を使用

SIVGA、世界初の特殊ガラス平面振動膜を採用したダイナミック型イヤホン「Que UTG」

公開日 2025/05/16 17:50 編集部:松原ひな子
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01Diverseは、同社取り扱いブランドSIVGA(シブガ)から、特殊ガラス平面振動膜を採用した有線イヤホン「Que UTG」を5月23日に発売する。価格はオープンだが、市場では税込15,980円前後での実売が予想される。

「Que UTG」

 

Que UTGは、振動板に世界で初めて特殊ガラス(ultra thin glass)素材の平面振動膜を採用した、10mmダイナミック型ドライバーを搭載するイヤホン。特殊ガラスは、PETなど一般的なプラスチック素材に比べてはるかに弾性率が高く、分割振動を効果的に抑制して歪みの低減が可能だとする。

また極薄加工技術により、剛性を保ちつつ数ミクロン単位まで薄くできるため応答速度も向上。ダンピング特性も低く、音の濁りを排除して音楽を忠実に再生可能だとアピールする。加えて、平面形状のため振動膜を均一に振動させることができ、“まるで水晶が砕け散るかのような” クリアで透明感のある高域や、“顕微鏡で見る塵のように鮮明な” 微細音のディテールを再現できるとのこと。

振動板には特殊ガラス平面振動膜を採用。PU素材のエッジを組み合わせる

 

特殊ガラス平面振動膜の周囲には、高弾性素材のPU(ポリウレタン)製エッジを装着。深い沈み込みとスピード感を両立した低域、温かく滑らかな中域を目指した。これらの設計により、複雑な音楽信号を正確に再現し、微細な強弱の変化も鮮やかに描き出す表現力や、コンサートホールのドームのような音場が楽しめるとしている。

ハウジングは亜鉛合金素材をダイカスト製法で製造。出音孔によって空気の流れの抵抗を制御、音のバランスを最適化しているだけでなく、筐体の共振を効果的に抑制することで、音の透明感も高めたという。

ドライバーやハウジング内部構造のイメージ

 

フェイスプレートの素材には、組織が緻密で密度が高く、不要な振動や雑音を低減するという天然の緑檀(グリーンサンダルウッド)を削り出して使用。3か月の酸化を経て深みのある青緑色を帯びさせた後、熟練職人の手作業によって成形されており、イヤホン一つ一つで木目が異なる。

0.78mm 2pinコネクターによるケーブル交換に対応しており、付属ケーブルは導体に高純度銀メッキ無酸素銅を採用。1本の束につき49本の素線を撚り合わせたリッツ線構造となっており、柔軟性と耐久性を高め、快適な取り回しを確保した。長さは1.2m。

高純度銀メッキ無酸素銅線ケーブルが付属


再生ソース側のプラグは回転式のクイックリリース機構を備え、3.5mmシングルエンド/4.4mmバランスプラグを交換可能。プレーヤーやアンプの仕様に合わせ、工具無しで接続端子を使い分けられる。

工具なしで3.5mm/4.4mmを交換可能

 

再生周波数帯域は20Hz - 20kHz、感度は103dB、インピーダンスは32Ω。上述のケーブルと交換プラグのほか、イヤホンケース、2種類のシリコンイヤーピース各3ペア(S/M/L)が同梱される。

「Que UTG」同梱品

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SIVGA QUE-UTG 平面ガラス振動板イヤホン

 

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