CMF by Nothing、低価格ながらデザイン、品質にこだわった完全ワイヤレス「CMF Buds 2/2a」
Nothingは、同社サブブランド・CMF by Nothingの完全ワイヤレスイヤホン「CMF Buds 2」「CMF Buds 2a」2モデルを5月6日より発売している。それに際し、Nothing Japan代表の黒住吉郎氏によるメディア向け発表会が行われた。

Color(色)、Material(素材)、Finish(仕上げ)というデザインで要望される3要素の頭文字から名付けられたCMF by Nothing。その名の通りNothingらしいデザイン性、そして品質を、より手が届きやすい価格帯で提供することを目的としたサブブランドだという。
今回「CMF Buds 2」「CMF Buds 2a」の2モデルが登場したことで、CMFのイヤホン製品は昨年発売された「CMF Buds Pro 2」とあわせ3モデル展開に。なお、本国で同時に発表されていた新スマホ「CMF Phone 2 Pro」の日本取扱については追ってアナウンスするとのこと。

シルエットやマットな仕上げ、ダイヤル付きケースなどのデザイン性はCMF Buds Pro 2を踏襲。ただしBuds Pro 2のダイヤルは音量や再生/停止などの操作ができる「スマートダイヤル」だったのに対し、Bud 2/Buds 2aのダイヤルは特に機能性を持たないものになっている。その代わりストラップホールが備えられ、ケースにストラップをつけられるようになった。

GhatGPT統合やマルチポイント接続機能の搭載なども引き続き実施。また、あまり知られていない便利機能として、アプリの「デバイスの設定」に用意された「イヤホンを探す」機能が紹介された。
Buds Pro 2は50dBハイブリッドANC(5,000Hz広帯域周波数対応)を搭載していたが、ミドルモデルの位置付けになるBuds 2は48dBハイブリッドANC(5,200Hz広帯域周波数対応)を搭載。低/中/高/アダプティブと4種類の切り替えが可能なほか、外音取り込みモードも備える。

風切音抑制機能「Wind Noise Reduction」やクリアな通話を実現するという機能「Clear Voice Technology」は、最新の3.0を搭載(Bud Pro 2はともに2.0)。通話用には左右合計6基のマイクを備える。
音響面では、合理的に突き詰めた結果として11mm PMF製ダイヤフラム搭載のダイナミックドライバーを採用。高音質技術としてDirac社のチューニングによる「Dirac Opteo」イコライザーモードや、独自の空間オーディオエフェクト、5段階で調節可能な「Ultra Bass Technology 2.0」なども搭載。

連続再生時間はイヤホン単体で最大13.5時間、ケース充電込みで最大55時間と、Nothing史上最長だとアピール。IP55の防塵・防水性能も備える。
エントリーモデルにあたるBuds 2aは42dB ANC(2,900Hz対応)を搭載。より低価格にすべくハイブリッドANCやノイキャンレベルの調節機能などは非搭載で、上位2機種に比べると効きは弱いものの、日常生活において求められるレベルは担保できているとのこと。通話用マイクは左右計4基で、Wind Noise Reduction 2.0とClear Voice Technologyを搭載。

音響面では12.4mmと、Buds 2のものより大きく駆動しやすいダイナミックドライバーを搭載。Dirac OpteoやUltra Bass Technology 2.0も搭載するが、空間オーディオエフェクトは非対応となっている。
連続再生時間はイヤホン単体で最大8時間、ケース充電込みで最大35.5時間。本体にはIP54の防塵・防水性能を備える。