KuraDa「KD-Q1」の新仕様「セラコート仕上げ」モデルも展示
<ヘッドフォン祭mini>飯田ピアノ、CAMERTONの開放型ヘッドホン「Binom-ER」を初お披露目
イヤホン・ヘッドホンやDAPなどポータブルオーディオ関連ブランドが集まるイベント「冬のヘッドフォン祭 mini 2025」が、2月8日にステーションコンファレンス東京で開催された。本稿では、飯田ピアノ、マス工房のブースレポートをお届けする。
飯田ピアノブースでは、新たに取り扱いを開始した独・ベルリン発のオーディオブランドCAMERTON初の開放型ヘッドホン「Binom-ER」が展示されていた。2月末からの受注スタート(受注生産制)を予定しており、価格はオープンだが、市場予想税込価格は990,000円前後としている。カラーは、シルバー/ブラックを用意。切削加工からパーツ加工まで、ほとんどの工程を自社でハンドメイド生産しているという。
ドライバーには独自開発のアイソダイナミック型ドライバー「BINOM-E」を搭載。サイズは直径99mm、厚さ7.5mmとしており、超薄型ダイヤフラムと高純度アルミニウム導体を組み合わせることで、正確性の高いサウンドを実現している。また、フォトエッチング加工によって生産されているため、非常に精密で軽量なダイヤフラムとなっていることも特徴だ。
カーボンフレームは自社で切削加工しており、完全非接触型のハウジング設計とすることで、振動やノイズなどを徹底的に削減。磁気スライダーを採用しており、直感的な調整が可能な機構としている。イヤーパッドの素材について、シルバーにはアルカンターラ、ブラックには本革が使用されている。
ヘッドホン側のコネクターにUSB Type-Cが導入されていることも特徴的で、デジタル接続ではなくアナログ信号の伝送で採用されている。ケーブル側に音声信号のLRの概念がない接続が可能なため、ケーブルの左右を気にせずヘッドホン側に接続でき、LRの信号が反対になったりせず再生することができる。
ケーブルは銅線を導体とした「SM-2」(3.5mm/1.2m)とY字ケーブル「YS-2」(6.3mm/2.5m)を付属。Binom-ER用のリケーブルは多数ラインナップされており、銅線導体を用いた「SB-2」(4.4mm/1.2m)/「YB-2」(XLR 4ピン/2.5m)/「MY-2」(4.4mm/2.5m)、シルバーコート銅線を採用した「SM-1」(3.5mm/2.5m)/「YS-1」(6.3mm/1..2m)/「SB-1」(4.4mm/1..2m)/「YB-1」(XLR4ピン/2.5m)/「MY-1」(4.4mm/2.5m)/「SD-1」(USB Type-C to Type-C/1.2m/DAC内蔵)を揃えている。
主な仕様は、再生周波数帯域が8Hz – 20kHz、感度が98dB(1mW)、インピーダンスが40Ω、全高調波歪率が1%(20Hz – 20kHz)、質量が375g。
KuraDaブランドからは、開放型ヘッドホン「KD-Q1」に新たな仕様「セラコート仕上げ」を導入したモデルを展示。KD-Q1はハウジングに最新の3Dプリンター技術を採用することで、精密なデザインと優れた音響特性を実現したモデルであり、ドライバーには薄型ダイヤフラムとOFCボイスコイルを導入した「Ultra-Responsive Diaphragm」による53mm ダイナミック型ドライバーが搭載されている。
セラコートは、軍用・工業用途でも使用される耐久性の高さを特徴としたセラミックコーティングであり、耐摩擦性と軽量性という面でもメリットをもつ。ブースでは、Benchmarkのヘッドホンアンプ「DAC3 HGC」、FIIOのオーディオストリーマー「R9」を組み合わせて試聴できる。
イヤホンは、AmbientAcousticsブランドから「MAD16-U」「MAD24-U」、HeartFieldブランドから「鹿」「Blanc」「Silberia」「SilverSmith」「Schorl」「ASTELLA」のデモ機を展示しており、試聴も可能となっていた。
マス工房ブースでは、ヘッドホンアンプ「model 465」をはじめ、「model 475」「model 433」が展示されていた。また、表参道に所在するジュエリーショップ「SORA」の代表を務める丸山 聰氏が彫刻を施した、24金メッキのパネルを使用した「model 465S」も披露。ボリュームのツマミにはダイヤモンドが取り付けられているという、一際豪華な仕様となっている。価格は3,900,000円(税込)。
■取り扱いを開始したCAMERTONの開放型ヘッドホン「Binom-ER」が初登場
飯田ピアノブースでは、新たに取り扱いを開始した独・ベルリン発のオーディオブランドCAMERTON初の開放型ヘッドホン「Binom-ER」が展示されていた。2月末からの受注スタート(受注生産制)を予定しており、価格はオープンだが、市場予想税込価格は990,000円前後としている。カラーは、シルバー/ブラックを用意。切削加工からパーツ加工まで、ほとんどの工程を自社でハンドメイド生産しているという。
ドライバーには独自開発のアイソダイナミック型ドライバー「BINOM-E」を搭載。サイズは直径99mm、厚さ7.5mmとしており、超薄型ダイヤフラムと高純度アルミニウム導体を組み合わせることで、正確性の高いサウンドを実現している。また、フォトエッチング加工によって生産されているため、非常に精密で軽量なダイヤフラムとなっていることも特徴だ。
カーボンフレームは自社で切削加工しており、完全非接触型のハウジング設計とすることで、振動やノイズなどを徹底的に削減。磁気スライダーを採用しており、直感的な調整が可能な機構としている。イヤーパッドの素材について、シルバーにはアルカンターラ、ブラックには本革が使用されている。
ヘッドホン側のコネクターにUSB Type-Cが導入されていることも特徴的で、デジタル接続ではなくアナログ信号の伝送で採用されている。ケーブル側に音声信号のLRの概念がない接続が可能なため、ケーブルの左右を気にせずヘッドホン側に接続でき、LRの信号が反対になったりせず再生することができる。
ケーブルは銅線を導体とした「SM-2」(3.5mm/1.2m)とY字ケーブル「YS-2」(6.3mm/2.5m)を付属。Binom-ER用のリケーブルは多数ラインナップされており、銅線導体を用いた「SB-2」(4.4mm/1.2m)/「YB-2」(XLR 4ピン/2.5m)/「MY-2」(4.4mm/2.5m)、シルバーコート銅線を採用した「SM-1」(3.5mm/2.5m)/「YS-1」(6.3mm/1..2m)/「SB-1」(4.4mm/1..2m)/「YB-1」(XLR4ピン/2.5m)/「MY-1」(4.4mm/2.5m)/「SD-1」(USB Type-C to Type-C/1.2m/DAC内蔵)を揃えている。
主な仕様は、再生周波数帯域が8Hz – 20kHz、感度が98dB(1mW)、インピーダンスが40Ω、全高調波歪率が1%(20Hz – 20kHz)、質量が375g。
KuraDaブランドからは、開放型ヘッドホン「KD-Q1」に新たな仕様「セラコート仕上げ」を導入したモデルを展示。KD-Q1はハウジングに最新の3Dプリンター技術を採用することで、精密なデザインと優れた音響特性を実現したモデルであり、ドライバーには薄型ダイヤフラムとOFCボイスコイルを導入した「Ultra-Responsive Diaphragm」による53mm ダイナミック型ドライバーが搭載されている。
セラコートは、軍用・工業用途でも使用される耐久性の高さを特徴としたセラミックコーティングであり、耐摩擦性と軽量性という面でもメリットをもつ。ブースでは、Benchmarkのヘッドホンアンプ「DAC3 HGC」、FIIOのオーディオストリーマー「R9」を組み合わせて試聴できる。
イヤホンは、AmbientAcousticsブランドから「MAD16-U」「MAD24-U」、HeartFieldブランドから「鹿」「Blanc」「Silberia」「SilverSmith」「Schorl」「ASTELLA」のデモ機を展示しており、試聴も可能となっていた。
■24金メッキパネルを使用したヘッドホンアンプ「model 465S」も披露
マス工房ブースでは、ヘッドホンアンプ「model 465」をはじめ、「model 475」「model 433」が展示されていた。また、表参道に所在するジュエリーショップ「SORA」の代表を務める丸山 聰氏が彫刻を施した、24金メッキのパネルを使用した「model 465S」も披露。ボリュームのツマミにはダイヤモンドが取り付けられているという、一際豪華な仕様となっている。価格は3,900,000円(税込)。




