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低域強化設計や緻密なクロスオーバーで音質追求

THIEAUDIO、“ブランド史上最高解像度” の19BAフラグシップイヤホン「Valhalla」

公開日 2025/02/07 11:56 編集部:成藤正宣
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ナイコムは、同社取り扱いブランドTHIEAUDIO(セーオーディオ)から、片側19基のBAドライバーを搭載して “ブランド史上最高の解像度” を実現したとするフラグシップイヤホン「Valhalla(ヴァルハラ)」を2月14日(金)より発売する。価格は319,000円(税込)。

「Valhalla」

「ドライバー容量の限界への挑戦」「卓越した技術的性能の達成」「比類なき音色の実現」という3つの目標を掲げ、2年以上の研究開発を経てこだわり抜いたとする最上位イヤホン。

19基のBAドライバーは、大手BAメーカーであるSonion/Knowles 2社のユニットを織り交ぜて搭載。超低域にSonion「38D1XJ007」4基、中低域にSonion「E50DA」10基、中高域にKnowles「RDE33729」4基、超高域にKnowles「WBFK30095」1基を配し、極めて正確で高忠実度な再生を追求した。

またリアルなサブウーファーのような体験を実現するため、1年かけて開発したという独自設計技術「PBS(プレシジョン・ベース・システム)」を採用。特別なレゾナンス・チャンバーと低周波フィルター・キャビティを組み合わせ、200Hz以下の低域を最適化。さらにダイバージョン・チューブとプレッシャー・リリーフ・ベントにより5 - 20Hzの超低域の正確さと迫力を強化した。この設計は単に低域を強化するだけでなく、外耳道にかかる圧力を緩和して耳の疲労をやわらげる効果もあるとのこと。

各ドライバー間の帯域分割も、4ウェイ・パッシブ・クロスオーバーとマルチチュービング・アコースティック・ネットワークというチューニング技術を用いることで、あらゆる帯域においてバランスの取れた音響特性を実現したと説明する。

低域はサブウーファーのようなパワフルなインパクトを備えつつ、200Hzでシャープにカットオフすることで中低域へのにじみを防止。中域は200 - 800Hzにかけて緩やかなスロープを描くように調整され、ニュートラルさと温かみのバランスをとった。高域は人間の聴覚特性にもとづき自然な響きを再現するよう2.8kHzで8dBのゲインを持たせている。そして超高域は40kHzまで伸び、きらびやかで明瞭、かつ不快な刺激を抑えたクリアなサウンドを楽しめるとしている。

筐体素材には、航空宇宙産業でも用いられる、非常に高い強度と堅牢性、軽量性を兼ね備えたグレード5チタンを採用。精密なCNC加工技術によって、人間工学にもとづいた新設計のフォルムに仕上げており、快適なフィット感と耐久性を高めたとする。

筐体は航空宇宙グレードのチタンを採用。新設計の形状によってフィット感/耐久性をさらに高めたとのこと

0.78mm 2pinコネクターによるケーブル着脱にも対応。5N銀メッキLCOFC(線形結晶無酸素銅)と4N銀メッキLCOFC導体を組み合わせ、3.5mm/4.4mmプラグを付け替え可能なマルチプラグを搭載した「EliteNoir(エリート ノワール)ケーブル」が付属する。このケーブルによりイヤホン本体の音響性能を最大限に引き出し、“広がりのあるサウンドステージ、緻密なディテール、色付けのないピュアなリスニング体験を提供する” という。なお、EliteNoirケーブルは2月下旬より単品販売を開始予定。価格は19,600円(税込)となる。

付け替えられるマルチプラグも搭載した「EliteNoirケーブル」。後日単品販売も予定

再生周波数帯域は10Hz - 44kHz、インピーダンスは9Ω、感度は103dB@1kHz。質量は約65g(ケーブル/プラグ含む)。ケーブル以外の付属品として、シリコン/フォームイヤーピース各3サイズ(S/M/L)、キャリーケース、クリーニングクロスが同梱する。

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