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通常モデルとは異なる音の余韻が楽しめる

Astell&Kern、フラグシップDAP「A&ultima SP3000」に1000台限定 “Copper” モデル

公開日 2023/03/24 11:00 編集部:成藤 正宣
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アユートは、同社が取り扱うAstell&Kernブランドから、フラグシップDAP「A&ultima SP3000」の限定生産スペシャルモデルとなる「A&ultima SP3000 Copper」を、2023年4月15日に発売する。価格は659,980円(税込)。生産数は1,000台。

限定生産1000台の「A&ultima SP3000 Copper」が発売

ボディ素材として、通常モデルのステンレス鋼(Stainless Steel 904L)に代わり、導電性とシールド性に優れた銅(純度99.98%以上のHV96 Cu+Ag)を採用。通常モデルとは異なる音の余韻が楽しめるというモデル。ボディの表面には3つの複雑な多層膜コーティングとヘアライン後処理を施すことで、銅素材を酸化と破損から保護している。質量は、ベースモデルの約493gから、約505gに微増した。

ボディ素材として、ステンレス合金に代わり銅を採用。ベースモデルと異なる音の響きが楽しめるという

内部設計やスペック、デザインはベースモデルと共通。DACには、旭化成エレクトロニクス(AKM)のフラグシップDACチップ「AK4499EX」を4基、およびデジタル信号処理専用チップ「AK4191EQ」2基を搭載。これによりデジタル/アナログ信号処理を完全に分離し、さらにバランス/アンバランス回路も完全に独立させた「HEXAオーディオ回路構造」を採用した。

AKMのフラグシップDAPチップを用いた「HEXAオーディオ回路構造」を採用

加えて、ブランド独自のサウンドソリューション「TERATON ALPHA(テラトン アルファ)」を採用。主要な回路を一体化することにより、効果的な電源ノイズの除去や電源管理、低歪の増幅などを実現。また、デジタル/アナログ信号の干渉を物理的に防ぐため、導電性の高い高純度銀を塗布したシールド缶を採用するなどノイズ対策も徹底する。

「TERATON ALPHA」などブランド独自の技術も多数盛り込む

出力端子は3.5mmアンバランス(光デジタル出力兼用)/2.5mm 4極バランス/4.4mm 4極バランス(GND接続あり)の3種類を搭載。音源フォーマットは、PCM 768kHz/32bit、DSD 22.4MHz ネイティブ再生まで対応し、MQA再生もサポート。AKMのサンプルレートコンバーター「AK4137EQ」を活用したアップサンプリング再生機能「デジタルオーディオリマスター(DAR)」も搭載しており、音源の倍音の豊かさや微妙なニュアンスの違いを変えて楽しむことができる。

SoCにはクアルコム「Snapdragon 6125」を採用し、8GB DDR4 RAMと共に高速で滑らか、かつ安定した動作を実現。また、CPU/メモリー/無線通信部が1つのモジュール構造となっており、全体の回路構成の効率化につながっている。連続再生時間は最長約10時間。急速充電QC 3.0に対応し、約3.5時間で満充電が可能。

ほか、ヘッドホン再生でスピーカーに近い音像を実現するための「クロスフィード機能」や、USB-DAC機能、USBデジタルオーディオ出力、Bluetooth送受信、Wi-Fiによるネットワークオーディオ再生、ワイヤレスファイル転送などの機能を搭載。動画/音楽ストリーミングサービス視聴機能「V-Link(Movie/Music)」や、音楽ストリーミングアプリなどをインストールできる「Open App Service」にも対応する。

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