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新開発の50mmダイナミックドライバーを搭載

Meze Audio、ブランド初のダイナミックドライバー搭載オープンヘッドホン「109 Pro」

公開日 2022/10/21 13:38 編集部:伴 修二郎
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完実電気は、同社取り扱いMEZE Audioから、同ブランド初のダイナミックドライバー搭載のオープン型ヘッドホン「109 Pro」を10月28日より発売する。価格は120,000円(税込)。

「109 Pro」

オーディオ特性に優れた素材やパーツを採用し、高い加工技術で丹念に組み上げたという新開発の50mm径ダイナミックドライバーを搭載。ドライバーには軽量かつ不要な共振が少なく、優れた表現力で細部まで描写するという、カーボンファイバーとセルローズでコーティングされた「Wシェイプド・ドーム」を採用する。

新開発の50mm径ダイナミックドライバーを搭載

ドライバーの内部構造イメージ

また、薄さ22ミクロンの「極薄トーラス」はベリリウム蒸着コーティングを施したセミクリスタルラインポリマーを採用したもので、剛性と安定性を向上させ、立ち上がりが良く素早いレスポンスを実現するという。

銅メッキ亜鉛合金製スタビライザーの表面には、エッジ加工を施すことで不要な振動と歪みを低減すると説明。加工アルミ二ウムをCNN加工し、高剛性とフラットな表面加工を実現したという「ハイプレジョン・フレーム」や、ネオジウムマグネットと銅線コイルを採用した「ドライバーマグネット」も装備する。

本体には、理想的なエアーフローを実現するため、スパイダーシェイプ・グリルを内部・外部にそれぞれ採用。これにより、再生環境にかかわらず安定したパフォーマンスを実現するとアピールする。またドライバーユニットは、105度の角度をつけてドライバーフレームに装備することで、外耳との最短距離を実現したという。

ヘッドバンドのフレームには、マグネシウムと鉄を合成した亜鉛合金を使用し、ビーガンレザーで覆うことで快適な装着性を備えると説明。イヤーパッドには、軽量かつ耐久性に優れたベロア生地を使用している。

イヤーパッドには軽量かつ耐久性に優れたベロア生地を使用

なお、本モデルはMeze Audio本社工場にて「Elite」や「Empyrean」、「Liric」と同ラインで組み上げられており、それらヘッドホンモデルと同等の品質管理を行っているとのこと。また、ドライバーの一部を除いた全パーツがディスクリート設計で、接着材を使わず6時間半以上の時間をかけて生産している。

再生周波数帯域は5Hz - 30kHz、インピーダンスは40Ω、感度は112dB(1mW/1kHz)。高感度・低インピーダンス設計によって、マッチするDAPやアンプを選ばないとする。

本体質量は約375g(ケーブル含まず)。付属品として、キャリングケース、1.5m・3mのTPEケーブル、6.3mm金メッキ変換アダプターを同梱する。

付属品のイメージ

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