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「KXXS」のアップグレードモデル

水月雨、ULTダイナミック型イヤホンの新カラー「KATO Dark Blue」

2022/09/08 編集部:伴 修二郎
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合同会社地球世界は、水月雨(MOONDROP)からULTダイナミックドライバー搭載のイヤホン「KATO」の新色モデル「KATO Dark Blue」を9月9日に発売する。価格はオープンだが、税込28,000円前後での実売が予想される。

「KATO Dark Blue」

2021年11月発売のダイナミック型イヤホン「KATO」の新色モデル。基本スペックはKATOと同様で、10mm径のULT (Ultra-Linear-Technology)超線形ダイナミックドライバーを搭載。効率的な内外部磁石複合磁気回路と線形的な空気通過構造、真鍮内部音響キャビティ、軽量極細のCCAWコイルなどにより、強力なダイナミクスと豊かで自然なディテールを実現すると説明する。

振動板には、新設計の「第3世代DLC複合振動板」を搭載。剛性やダンピングファクターが高くかつ軽量なDLCを含む、3つの異なる特性を備えた材料を使用して各部分を形成。これにより、高域のディテールやダイナミックレンジ、システムダンピング、過渡特性の改善を図った。

ドライバーの特性に基づいて設計された音響フロントキャビティとドライバーに取り付けられた高周波位相導波管(High frequency phased waveguide)との組み合わせにより、優れた周波数応答と高周波位相性能を備える。

ノズルはネジ式クイックリリース構造で交換可能なサウンドノズル設計で、銅製と真鍮製の2種を付属。フィルター部は、第3世代の特許取得済みの目詰まり防止フィルターを装備。従来よりも目詰まり防止効果を高め、油性耳垢の詰まりを防止することで、中高域の音質も向上する。

イヤーチップには、新開発の「Spring Tips(清泉)」を付属する。特殊な拡散構造によって不良な共振を抑制し、ノズル共振による高域線形歪みを大幅に低減。加えて、高域の音色をより自然に再生すると同時に、装着感も高めて音漏れによる低音の損失を防ぐとしている。

付属ケーブルには星形カッド(Star Quad)構造の高純度銅 ・銀メッキケーブルを用意する。4芯の星形カッド構造により、表皮効果や近接効果の影響を効果的に低減し、干渉防止をもたらす。コネクターは2Pin(0.78mm)に対応するが、ピンのハウジングは剛性を高めるために本機に適した形状で設計されているため、他のリケーブルイヤホンへの互換性がない場合があると説明している。

入力プラグは3.5mmsステレオミニ。筐体素材にはMIMステンレス鋼を採用する。再生周波数帯域は10Hz - 45kHz、インピーダンスは32Ω±15%(@1kHz)、感度は123dB/Vrms8@1kHz)。

筐体素材はMIMステンレス鋼

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