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「エントリーの価格、フラグシップの構成」実現とアピール

TANCHJIM、複合構造ドライバー搭載で3300円のイヤホン「ZERO」

公開日 2022/09/07 00:00 編集部:小野佳希
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合同会社地球世界は、同社が取り扱うTANCHJIMブランドより、高級イヤホンに採用されることの多い複合構造の振動板を搭載し「エントリーの価格、フラグシップの構成」を実現したとアピールするイヤホン「ZERO」と、そのイヤホンマイク付きモデル「ZERO iS」を9月9日に発売する。オープン価格だが「ZERO」は税込3,300円前後、「ZERO iS」は税込3,600円前後での実売が予想される。

ZERO

柔性マイクロファイバーエッジとベリリウムメッキドームの複合構造による10mm口径の第4世代DMT Ultraダイナミックドライバーを搭載。これにより、7Hz〜50kHzという広い再生周波数帯域を実現した。低非線形歪みもフラグシップ級製品に匹敵する0.054% @1KHz 94dBを実現したとしている。

ZERO iS

また、ドライバーはFEA有限要素シミュレーションで解析を行い、ウエーブガイド構造の最適化、磁気回路の強化、サスペンション質量の低減、振動板剛性などの調整を実施。これによって広いダイナミックレンジと繊細な高音、しっかりとした低音を実現したとアピールしている。

さらに、音響構造結合(ASI)とサウンド伝達損失(STL)を利用してイヤホンの内部キャビティを分析。幾何学的構造をロードした後、減衰孔の密度、キャビティ素材、サスペンションシステム変数などのデータをFEM分析と補正を行い、最適な内部キャビティの容積と形状を導き出したという。

人間工学に基づいたデザインにより装着感にも配慮。ノズル部のフィルターには高精度のイタリア製SAATI MESHを使用し、特殊なナノコーティングを追加して、防水性と防塵性を高め、耐久性を向上させている。また、フィルターの外側にはステンレス製の保護網を装備することで、外耳道内の水蒸気や異物によるフィルターの詰まりを減少させ、耐久性をさらに高めるよう配慮している。

ケーブルは4N OFC銅・銀メッキワイヤーとケブラーを使用したリッツ耐酸化構造で構成。シースは不活性素材でできており、なめらかで絡みにくく、ケーブルのねじれも軽く振ることで簡単に取り除くことができるという。

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