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映像/音響信号からタイミングを検出して自動生成

デンソーテン、車載向けのリアルタイム振動技術を新開発。座席やシートを震わせて周辺状況や進路方向を通知

公開日 2022/04/26 15:42 編集部:川田菜月
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デンソーテンは、映像・音響信号を含む3Dオブジェクトデータをもとに、振動効果を与える場面およびタイミングを自動で検出し、その場面の音響信号に連動して振動信号をリアルタイムで自動生成する技術を新開発した。

映像/音響信号からタイミングを検出、その場で自動生成

従来、椅子やシートを振動させるためににはあらかじめ振動信号を準備する必要があり、リアルタイムでの生成は困難とされていたが、このたび、同社が車載音響システムやホームオーディオシステムなどで長年培った音響信号制御のノウハウを活かして開発された本技術において、振動信号のリアルタイム生成を実現した。

具体的には、同技術を搭載したソフトモジュールに、映像・音響信号を含む3Dオブジェクトデータを通すことで実現。振動効果を与える場面やタイミングの検出と振動信号生成までを、自動でリアルタイムに行えるようになるという。

また、複数の振動デバイスに入力する振動信号の振幅や周波数、遅延などのパラメータを個別に制御でき、少ない振動デバイスでも任意の箇所で振動感や振動の方向感を再現することが可能となる。これにより視覚・聴覚に加えて、触覚を活用した情報提示を可能にするとしている。

本技術は車内のユーザーインターフェースとして、椅子やシートへの活用を見込んでおり、2022年度中の実用化を目指すとしている。

その使用例として、座面や背もたれなどに複数の振動デバイスを搭載し、リアルタイムに制御しながら、車両に搭載したカメラやマイクから得た3Dオブジェクトデータをもとに、周囲の車両等が自車に接近した際の接近感覚を振動によって知らせたり、ナビゲーションとの連携により右左折等の進路指示を振動の方向感でアナウンスするといった活用が考えられる。また、運転シミュレーターに組み込むことで、より現実感のある疑似的な運転体験なども可能だとする。

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