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税込99,000円前後

Shanling、ブランド初のハイエンド有線イヤホン「ME800」。4BA/2DDのハイブリッド機

公開日 2022/02/04 11:00 編集部:成藤 正宣
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MUSINは、同社取り扱いブランドShanlingから、BAドライバー4基とダイナミックドライバー2基を搭載するハイブリッドイヤホン「ME800」を2月11日より発売する。オープン価格だが、市場では税込99,000円前後での実売が想定される。

「ME800」

同ブランドの有線イヤホンとしては初のハイエンドモデルに位置づけられる製品。高域および中域にBAドライバーを2基ずつ、低域に6mmダイナミックドライバーを2基配置する。

高域のBAドライバーは、音全体のトーンやサウンドステージの広さに深く関わる超高域の伸びを重視して選定。一方の中域用BAドライバーには大型のタイプを採用し、ボーカルや各楽器の「ボディ感」「リアリティ」を追求したという。

BAドライバーは高域用/低域用それぞれ異なる種類を選定

低域の6mmダイナミックドライバーは、振動板に「クリスタルメッキ - バイオセルロース」を採用。BAドライバーの音との親和性が高く、一聴してハイブリッド型とは思えないほどの統一感ある音色を実現しているという。また振動板の駆動には、非常に強い磁束密度により振動板のポテンシャルを最大限引き出すN52 ネオジウム磁石を採用。加えて同一のダイナミックドライバーを2基組み合わせることで、低域描写のきめ細やかさ/正確さの向上を図った。

ダイナミックドライバーは「クリスタルメッキ - バイオセルロース」振動板を搭載し、BAドライバーと高い統一感のある音色を実現

すべてのドライバーは3Dプリンター製シャーシに装着され、物理的なクロスオーバー調整を実施。これにより分離感を維持しながらも一貫性のある、クリアで滑らかなサウンドを再生するとしている。

3Dプリンター製シャーシに装着することで物理的なクロスオーバー調整を行う。シェルのスイッチによるチューニング機能も搭載

さらに、シェル上面に2つのトーンスイッチを搭載し、それぞれ高域/低域の調整が可能。ユーザーの好みやその日の気分に応じてスイッチの組み合わせを変えることで、合計4通りのチューニングが楽しめる。

シェルは3Dプリンターにより製造した医療グレードのレジン製で、人体工学に基づくデザインと抗菌コーティングにより長時間でも快適に装着が可能とする。フェイスプレートはひとつひとつ手作業で製作しており、何層ものレイヤリングを施した複雑なデザインにより“悠久の時を経て形成された大自然の雄大さ”を表現しているとのこと。

ケーブルはMMCX端子による着脱に対応。古河電工製の線材を採用した8芯単結晶銅ケーブルが付属しており、同軸構造や特殊なコーティングを施したシールド層により外部からの干渉を効果的に抑制するとしている。またプラグ部も着脱が可能で、3.5mmステレオミニ/2.5mmバランス/4.4mmバランスの3種類を付け替えられる。ほか、6.3mmプラグ変換アダプターやキャリングケース、12ペアのイヤーピースが同梱する。

付属の8芯単結晶銅ケーブルは、先端のプラグ部のみ交換することが可能

周波数特性は20Hz - 40kHz、感度は112±3dB、インピーダンスは16Ω。本体質量は片側約12g。

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