スマートTV向けチップの新フラグシップ

MediaTek、8K/120Hz対応のスマートTV向けチップ「Pentonic 2000」発表。採用製品は2022年登場予定

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編集部:杉山康介
2021年11月22日
台湾の半導体メーカー・MediaTekは、8K/120Hzディスプレイに対応するスマートTV向けチップのフラグシップモデル「Pentonic 2000」を発表した。同チップは、2022年に世界市場で発売が予定されている次世代のフラグシップ8K TVに搭載予定だという。

MediaTekが8K/120Hz テレビ用チップ「Pentonic 2000」発表

Pentonic 2000は、TSMCのN7(7nmクラス)プロセスを用いて製造される世界初の商用TVチップ。8K/120Hzディスプレイに加え、ゲーミングPCや最新コンソールゲーム機の144Hzもサポートする。

8K/120Hz 倍速駆動技術にも対応するほか、内蔵AIプロセッサーのMediaTek APUにより8K AI-Super Resolution技術を実現。リアルタイムに画像補正を行いつつ、低解像度のコンテンツをディスプレイのネイティブ解像度までアップスケールするとのこと。

同社のIntelligent View技術により、複数のピクチャーインピクチャー、ないしピクチャーバイピクチャー画面にも対応。複数の入力映像を8Kの大画面ディスプレイに一度に表示することが可能で、ウィンドウのサイズやディスプレイのレイアウトが変わっても映像をシームレスに表示し、各ウィンドウの画質も同レベルに保つという。

搭載するCPU/GPUは“テレビ業界最速”を謳っており、超ワイドメモリバスと超高速UFS 3.1ストレージによって強化。MediaTek製Wi-Fi 6E/5Gセルラーモデムを併用することで、8Kストリーミングメディアや複数のストリーミング映像を同時表示するための、高速ワイヤレスインターネット接続も実現できるとしている。

加えて、商用8K TVチップとして初めてH.266コーデックに対応し、次世代ストリーミング時代に不可欠な圧縮効率向上を実現するとアピール。Dolbyの最新の映像/音響技術に対応するほか、ストリーミングサービス用のAV1、ATSC 3.0などグローバルなテレビ放送規格もサポートしている。

同社のコーポレートバイスプレジデント兼スマートホームビジネスグループ部門ジェネラルマネージャーであるDr. Mike Chang氏は、以下のようにコメントしている。

「MediaTekは、過去20年間にわたってマルチメディアの専門知識を蓄積しており、今ではスマートTV向けチップセットのNo.1プロバイダとなっています。Pentonicブランドの導入は、スマートTV市場におけるイノベーションの限界を押し上げることに注力している当社の伝統を引き継ぐものです。

新しいPentonic 2000チップは、最新のディスプレイやオーディオ技術から、超高速リフレッシュレート、強力なAI機能、ピクチャーインピクチャーストリーミングなどに至るまで、ユーザーが求めるすべてのフラッグシップ機能を備えて設計されています」

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