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IEM「U18t」がベース

64 AUDIO、片側18ドライバー搭載のユニバーサルイヤホン「U18s」

2021/04/14 編集部:小野佳希
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ミックスウェーブは、同社が取り扱う64 AUDIOブランドより、ユニバーサルイヤホンのフラグシップモデル「U18s」を4月16日に発売する。オープン価格だが税込373,340円前後での実売が予想される。

U18s

18基のドライバーを搭載したIEM「U18t」をベースにした、ユニバーサルイヤホンのフラグシップモデル。「U18t」同様に、低域用8基、中域用8基、中高音域用1基、そして高域用に独自技術「tia(Tubeless In-ear Audio)テクノロジー」を用いた「tia ドライバー」を1基搭載している。

「tiaテクノロジー」は、64 AUDIOが特許出願中の独自技術。バランスド・アーマチュア型ドライバー(BA型ドライバー)に音導管を使用することなく独自のチューブレス設計を採用することで、ドライバーから発信される本来の音を直接、ユーザーの耳まで届けられるのだという。

同社では、音導管を使用しないことで、音導管内部で起こる音の共鳴問題やフィルター(ダンパー)を使用することによる音の減衰問題など、本来ドライバーが持つ音を悪くさせる要素を排除することができると説明している。

音の出口となる音導孔を1つの大口径音導孔にするシングルボア・デザインを採用。これによってチューブレス設計を可能にした。また大口径の音導孔は、それ自体が音響形成チャンバー(アコースティック・チャンバー)となり、より正確なサウンドチューニングを可能にするともアピールしている。

また、こちらも特許出願中の独自技術である「apex(Air Pressure Exchange)テクノロジー」も投入。イヤホン装着によって外耳道内が密閉された空間となった状態で、小型スピーカーが生成した空気圧をapexモジュールを介して緩和させることで、耳の疲労感を抑える。

さらに、同じく特許出願中という「LID(Linear Impedance Design)」技術を採用。同技術によって、ハイレゾ対応ポータブルプレーヤーやスマートフォンなど、出力インピーダンスが異なるソース機器に接続しても、イヤホン側の音のバランスが影響を受けないようにしている。

プレーヤー側との接続端子は3.5mmステレオミニを採用。ケーブルは銀メッキ銅導体を採用し、ケーブル長は約120cm。リケーブルにも対応し、端子形状はカスタム2Pinを採用している。

周波数特性は10Hz - 20kHzで、感度が106dB/mW、インピーダンスが8Ω。通常のシリコンイヤーチップのほか、TrueFidelity Eartips、Spinfit製イヤーチップなどが付属する。

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