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省電力でも高精度なクアルコム製DACチップ採用

ラディウス、コンパクトなUSB Type-C接続のポータブルDAC「RK-DA50C」

公開日 2020/11/30 15:32 編集部:松永達矢
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ラディウスは、スマートフォン等のUSB Type-C端子に接続するだけで使用できるポータブルUSB-DAC「RK-DA50C」を、本日11月30日から発売する。価格はオープンだが、税抜6,300円前後での実売が予想される。

「RK-DA50C」

USB Type-Cと3.5mmステレオミニジャックを搭載するケーブルタイプのUSB-DAC。DACチップには、「消費電流を極限まで抑えながらも、広いダイナミックレンジ、低歪み、高い周波数応答特性を示す」というクアルコムの「Qualcomm Aqstic DAC」を採用。USB入力からヘッドホン出力までの信号処理をチップ単体で行うため効率的な基板設計が可能で、筐体もコンパクトなサイズに収めている。

また、音源のデジタル信号をアナログ信号に変換する際、38.4MHzの外付けの水晶発振器から9.6MHzと11.2896MHzの2種類のマスタークロック信号を時間誤差±0.00001%で生成する位相同期回路を採用。これにより、48kHz系の音源と44.1kHz系の音源とでマスタークロック信号を切り替え、内部で生成する音の揺らぎを限りなく抑制し、高精度なD/A変換を実現したとのこと。

省電力でも高精度なDA変換が可能というクアルコム製チップを搭載。小型化も実現している

ケーブル部は、不純物等の混入を低減した導電性に優れる高純度の単結晶銅と、絶縁処理工程での熱による導体の劣化を防ぐ銀メッキ単結晶銅によるツイスト構造。単結晶銅の優れた電気的特性や柔軟性を損なうことなく、より高いS/Nを実現するとしている。

音源フォーマットは最大192kHz/24bitまでサポート。同社では、ハイレゾ再生ソフト「NePLAYER」「NePLAYER Lite」「NePLAYER for ASUS」と組み合わせることで、接続先機器のオーディオ性能によらずハイレゾ音源の繊細さと臨場感を堪能出来るとアピールしている。

USB Audio Class 2.0をサポートし、Android/Windows/macOS搭載端末との接続に対応。またAndroid Open Accessory プロトコル 2.0の仕様に準拠するため、リモコンマイク付イヤホンの操作も動作するほか、USB Type-C to Type-A変換アダプターが同梱する。なお、iPadとの接続は対応していない。

付属のアダプターによりPC等でも利用できる

S/Nは123db(@16Ω、A-weight)、全高調波歪<0.0005%(@1kHz、16Ω)、最大出力0.9Vrms(@0dBFS、16Ω)、対応インピーダンスは16Ω〜600Ω。本体質量は6g。

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