HOME > ニュース > iBasso Audio、7ドライバー搭載のフラグシップイヤホン「IT07」

1ダイナミック/6BAのハイブリッド構成

iBasso Audio、7ドライバー搭載のフラグシップイヤホン「IT07」

2020/11/06 編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
MUSINは、同社が取り扱うiBasso Audioより、7ドライバー搭載のフラグシップイヤホン「IT07」を11月13日に発売する。価格はオープンだが、税込99,000円前後での実売が予想される。

「IT07」

6基のKnowles社製BAドライバーと1基のダイナミックドライバーを搭載するハイブリッド型イヤホン。同ブランドが過去に発売した「IT04」や「AM05」といったモデルで培った技術を結集し、さらに理想の音を追求するために何度もチューニングを重ねてきたとしている。

BAドライバーは、超高域、中高域、中域に分けて2基ずつ搭載する。いずれもKnowles社製のデュアルBAドライバーとなり、超高域には「30017」、中高域には「31785」、中域には「30989」を使用。中高域・中域用に対しては、BAドライバーから出る音を「音響ダクト」を介して内部のチャンバーで合流させる「アコースティックダクトルート構造」を採用する。

「アコースティックダクトルート構造」を採用

ダイナミックドライバーには、1テスラに近い磁束の高磁力マグネットを搭載する。超高域用のBAドライバーをダイナミックドライバーの同軸上にレイアウトすることで、自然な音のつながりと、他の帯域を邪魔しないクリアで深みのある低域を追求したという。

構造イメージ

またネットワーク回路は4wayクロスオーバー設計となり、フィルムコンデンサーや精密金属皮膜抵抗など、オーディオグレードの日本製パーツを使用する。

外観は星空をイメージしており、透明感と深みのある青が特徴とのこと。ハウジングの形状には、耳型のデータベースを解析した人間工学デザインを採用し、優れたフィット感を実現するとともに-30dBの遮音性を備えるとしている。

実機の写真

MMCXによるリケーブルに対応。付属ケーブルには、120cmの2.5mmバランスケーブルを採用する。導体には米国から輸入したシルバー925(スターリングシルバー)の54コア リッツケーブルを採用。同じ導体を用いた2.5mmバランス to 3.5mmシングルエンドアダプターも同梱する。

さらに購入特典として「4.4mm バランス Litz ケーブル - CB16」も付属する。導体には銀銅合金を採用し、プレーヤー側のプラグは4.4mm バランス。ケーブルの長さは120cmとなる。

「4.4mm バランス Litz ケーブル - CB16」

再生周波数帯域は5Hz - 40kHzで、音圧感度は108dB/1mW@1kHz。またインピーダンスは16Ω、THD+Nは<1%(1kHz/1mW)。片側あたりの質量は6.5gとなる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック