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筐体・回路構成も一から見直し

ヤマハ、AVアンプのデザインを10年ぶりに一新。7.1ch対応「RX-V6A」/5.1ch対応「RX-V4A」

2020/08/26 編集部:押野 由宇
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ヤマハは、AVアンプの新モデルとして7.1ch対応「RX-V6A」を10月中旬、5.1ch対応「RX-V4A」を10月下旬より発売する。価格はRX-V6Aが65,000円(税抜)、RX-V4Aが45,000円(税抜)。

「RX-V6A」

「AVレシーバーの価値を再定義する」という思いのもと、10年ぶりに外観デザインを一新。さらに筐体・回路構成も一から見直すことで映像・音質性能をさらに高めたという新モデル。

「RX-V4A」

RX-V6AはDolby AtmosとDTX:Xに対応したサラウンドデコーダーを搭載。またハイトスピーカーなしで3次元音場をバーチャル再生できるDolby Atmos Height Virtualizer機能も備える。

両モデルとも、ヤマハ独自の音場創生技術「シネマDSP」を活かした17種類のサウンドプログラムを搭載するほか、室内の初期反射音を制御して左右スピーカーの設置環境の違いによる音質・音場の隔たりなども有効に補正する「YPAO」システムを採用。さらにRX-V6Aは、内蔵パワーアンプの2ch分をフロントプレゼンススピーカー、またはサラウンドバックスピーカーに割り当てられるアサイン機能により、実物のプレゼンススピーカーを使用した「シネマDSP(3Dモード)」再生に対応する。

独自の音場創生技術などを多数搭載

また本シリーズは筐体をはじめ、電源部や内部ワイヤリング、プリント基板パターンといった回路設計を刷新。従来モデル比で約2倍、フラグシップセパレートアンプ「MX-A5200」と同等のハイスルーレートを実現した。ほか、ヤマハのHiFi プリメインアンプでも使用されている、2chステレオ仕様のバーブラウン社製384kHz/32bit・D/Aコンバーターをマルチチャンネル用に4基(RX-V4Aは3基)搭載する。

各モデルには専用の音質チューニングが施されており、RX-V6Aでは「広大な音場と迫力を感じさせるワイドレンジな音」を、RX-V4Aでは「エネルギッシュかつ聴き心地のよい音」を実現したとアピールする。

HDMI端子はRX-V6Aが7入力/1出力、RX-V4Aが4入力/1出力を装備。HDR10+映像の伝送や HDCP2.3、8K/60p 4:4:4 映像信号のパススルー /4Kアップスケーリングに対応する。加えて、映像ソースとディスプレイのリフレッシュレートを同期し映像のチラつきを抑制するVRR、画面のブラックアウトや表示の乱れを起こすことなくコンテンツの入力を切り替えられるQMSなどの機能を搭載している。

ハイレゾ再生はDSD 11.2MHz、WAV/AIFF 384kHz/32bit(32bit float
ファイルは非対応)FLAC 384 kHz/24bit、Apple Lossless 96kHz/24bitをサポート。音楽配信サービス「Amazon Music」や「Deezer HiFi」、「Spotify Connect」にも対応する。ヤマハ独自のワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」も利用可能だ。音声アシスタントはAmazon Alexaに対応する。

本体デザインは、黒鏡面仕上げの前面パネルの中央に大型ボリュームノブを配置したシンプルなものに一新。液晶ディスプレイは情報非表示時には黒鏡面と同化する。現代のライフスタイルにマッチするよう、格子模様を施した天面/側面の放熱口など細部にまでこだわっている。また日本語表示対応など、使いやすさにも配慮している。

定格出力(20Hz - 20kHz/2ch)はRX-V6Aが100W/ch、RX-V4Aが80W/ch。外形寸法は共通で、435W×171H×377Dmm。質量はRX-V6Aが9.8kg、RX-V4Aが8.8kg。



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