家電量販店4月次売上速報

家電量販店、休業や時短で逆風もテレワークでPC関連機器、巣ごもりで調理家電やゲームが好調

PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
2020年05月14日
■コジマは前年比104.5%と伸長

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一部店舗における臨時休業や時短営業が続く家電量販店から4月の月次売上速報が発表された。

ビックカメラの4月の売上高全店前年比は62.1%。3月下旬から週末に限定して実施していた都内を中心とする基幹店舗の休業を、4月7日の緊急事態宣言発令後は平日にも拡大、さらに対象店舗も全国レベルに拡がったことで、4月30日時点ではビックカメラ全45店舗中18店舗が休業となった。また、営業時間も平時に比べ最大5時間の短縮となったことから、実店舗での売上げが低迷した。一方、インターネット通販の売上げは外出自粛の加速や新規顧客の増加により、前年同月比倍増と大きく伸長した。

品目別では、テレワーク需要がけん引したパソコン本体やパソコン周辺機器、SIMロックフリーiPhoneがけん引したスマートフォン、ゲームなどの販売が前年を上回ったものの、このほかの商品は低調に推移した。

同グループのコジマでも、4月は政府の緊急事態宣言を受け、一部店舗の休業や営業時間の短縮、店頭イベントの中止などのマイナス要因があったが、在宅勤務導入企業の増加によるテレワーク需要や外出自粛に伴う巣ごもり需要の影響により、売上高全店前年比は104.5%と伸長している。

コジマではテレワーク需要や巣ごもり需要で売上高全店前年比104.5%と伸長

品目別では、テレワーク需要によってノートPCや無線LANルーター、液晶ディスプレイ、ウイルス対策ソフト等の周辺機器が好調に推移。巣ごもり需要ではテレビやホームシアター、ゲーム(本体、ソフト)、ミシン、調理家電(ホットプレート、電気調理鍋、オーブントースター)に活発な動きが見られた。ウイルス対策として、加湿器や加湿空気清浄機も人気を集めた。

その他、コジマ同様郊外型の店舗展開が中心となるケーズホールディングスは売上高全店前年比98.5%と微減。品目別ではパソコンが173.4%、テレビが116.7%、調理家電が104.9%と前年を上回り、冷蔵庫は88.7%、洗濯機は91.6%と前年を下回った。また、エディオンは売上高全店前年比88.3%とこちらも前年から減少した。

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