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「エアコンのスイッチオン!」キャンペーン

夏本番前にエアコン試運転を。ダイキンが不具合確認をアドバイス

2020/05/08 PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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■熱中症の発生は室内が3割以上を占める

ダイキン工業は、暑い時期にエアコンを快適に使用するため、夏本番を前にした試運転をお勧めする「エアコンのスイッチオン!」キャンペーンを今年も展開している。

「スイッチオン!キャンペーン」サイトでは、エアコンの試運転や家庭でできる節電方法についてやさしく解説している

本キャンペーンは、本格的にエアコンを使い始める7月に修理の問い合わせや買い替えの依頼が集中し、修理対応や設置工事を待たされるケースも少なくないことから、5月〜6月前半に試運転をしてエアコンの調子をきちんと確認していただく大切さを提唱するもの。2016年にスタートして今年で5回目を迎える。同社では「新型コロナウイルスの感染拡大により、例年より自宅で過ごす時間が長くなっているため、これから暑くなる時期に向けて、お部屋の環境づくりは例年以上に重要になる」と訴える。

夏に注意が必要なのは熱中症対策。同社がこのたび実施したエアコン所有者に対する調査では、過去に熱中症を経験した人の34%が「室内で」と回答。また、東京都福祉保健局「平成30年夏期の熱中症死亡者(屋内)のクーラー使用状況」では、死亡者の約8割はクーラーを使用していなかったという。室内でも熱中症の危険性が大変高いことがわかる一方で、夏本番前にエアコンの試運転をしたことがある人は36%にとどまっている。「2018年の31%、2019年の32%に比べて着実に増えてきてはいるものの、未だに半数以上の人がエアコンの試運転をしていない」と試運転の必要性に対する認知の低さを指摘する。

「エアコン修理の問い合わせが最も多いのは7月。その時期に修理となると、暑い中でエアコンなしで過ごすことになってしまう。5月〜6月前半の少し気温の高い日に、冷房モードで最低温度に設定して『エアコンのスイッチオン!』で試運転を行い、不具合がないかを早めに確認していただきたい。また、そろそろ買い替えようかとお考えの場合にも、今の時期であれば余裕をもった製品選びと工事日の設定ができる」と説明する。

また、メンテナンスも見逃せないポイントだ。「エアコン内部の冷却フィンの奥や、風を吹き出すファン周りには、年数を重ねるとほこりやカビが意外と付着している。『きれいな空気がほしい』『冷房使い始めのあの臭いがイヤ』、そんな思いを解決する“洗浄メンテナンス”もこの時期なら余裕をもって施工できる」と早めの行動を呼び掛ける。

同社では、自宅で過ごすことが多くなりそうなこの夏、いざエアコンを使おうとしたら故障していた、調子が悪いといったことがないよう、「エアコンのスイッチオン!」キャンペーンの推進で春からの備えをアドバイス。さらに、「自宅のエアコンの試運転だけではなく、高齢者をはじめ離れて暮らす家族や友人など周りの方へも『エアコンのスイッチオン!』を勧めましょう」と訴える。

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