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「AK4497EQ」をデュアル採用

Shanling、回路刷新で音質/出力を高めたAndroid搭載DAP「M6 Pro」

公開日 2020/05/08 11:00 編集部:平山洸太
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MUSINは、同社が取り扱うShanlingのAndroid OS搭載デジタルオーディオプレーヤー「M6 Pro」を6月中旬に発売する。価格はオープンだが、税込86,900円前後での実売が予想される。なおフジヤエービック限定で先行販売が行われ、5月15日から購入することが可能。

M6 Pro

昨年12月に発売した「M6」から、「更なる高音質とホームユースのヘッドホンとの接続を想定した強力な電圧出力」を追求したとするオーディオプレーヤー。DACチップに「AK4497EQ」をデュアルで採用するほか、アンプ回路も新しいものに刷新しているという。

「AK4497EQ」をデュアル採用

CPUには、Qualcomm「Snapdragon430」を搭載する。メモリ(RAM)容量は4GBで、内蔵ストレージは32GB。Micro SDカードにも対応するため、最大2TBまで容量を拡張することができる。ディスプレイはシャープ製で、4.7インチ・720×1,280のIPS液晶を採用。強化ガラスパネルのタッチスクリーンとなっているほか、ナノ防指紋コーティングが施される。

筐体は対称性を意識したという丸みのあるアルミボディで、背面のガラスパネルはサンドブラスト-アンチグレア加工によるマット仕上げ。おとめ座をモチーフにしたというShanlingロゴがワンポイントとして配置される。側面にはボリュームホイールも搭載する。

背面はマット仕上げ

アンプ回路は4chのフルバランスとなっており、OPアンプには、アナログ・デバイセズ「ADA4610-2」を採用。出力電流を効果的に増幅し、容量性負荷駆動能力を向上するTexas Instruments「BUF634」をはじめ、8個のパナソニック製 220uF フィルムコンデンサー、超低ノイズLDOレギュレーターを搭載する。

回路イメージ

ローパスフィルターは回路を再設計し、新技術CPAF(Constant Phase in All Frequency)によって「より高品質な音楽体験が可能」になったとのこと。ローパスフィルタリングに使用するオペアンプには、Texas Instruments「OPA1662」を採用。クロックにはKDS製の低位相ノイズ水晶発振器を搭載する。

OSはAndroid 7.1で、独自開発のMTouch OSを搭載。独自技術のAGLO(Android Global Lossless Output)によってAndroid SRCの制限を超えて、フルレートでのロスレス出力を実現したとのこと。5種類のデジタルフィルター、±12dBで調整可能な10バンドのビジュアル・イコライザー機能にも対応する。

使用イメージ

最大で768kHz/32bitのPCM、11.2MHzまでのDSDに対応する。USB接続でDAC(384kHz/32bitまで)として利用できるほか、Bluetoothレシーバー/トランスミッターとしても使用可能。Bluetoothのバージョンは4.2で、コーデックはSBC/AAC/LDAC、送信専用としてaptX/aptX HD/HWAにも対応する。また、コーデックによって色が変化するLEDインジケーターも搭載する。

バッテリー容量は4,000mAhで、連続再生時間はシングルエンド(シングルDAC時)で13時間、バランス接続で8時間。接続端子はUSB-Cを採用し、QC3.0にも対応する。出力端子は3.5mmシングルエンド、2.5mmバランス、4.4mmバランスで、出力レベルは200mW@32Ω(シングルエンド)/600mW@32Ω(バランス)。ゲイン設定は600mW@32Ω時のスーパー・ハイゲインも追加し、3段階で調整可能だ。外形寸法は71×17.5×133.5mmで、質量は244g。Wi-Fiは2.4GHzに加えて5GHzにも対応する。

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