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最新ファームウェア提供開始

ソニー、ウォークマン「ZX500/A100」に自動電源オフ機能追加。「ダウンコンなしのハイレゾストリーミング対応も検討中」ともコメント

2020/02/06 編集部:小野佳希
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ソニーは、Android採用の“ストリーミングウォークマン”「ZX500シリーズ」と「A100シリーズ」をアップデート。実使用の電池持続時間が最大2倍程度改善する「自動電源オフ機能」を追加する最新ファームウェアの提供を開始した。また、対象モデルや実施時期はまだ未定だが、ダウンコンバートなしでのハイレゾストリーミング対応も検討中であることも明かした。

ウォークマン ZX500/A100シリーズにソフトウェア・アップデートが実施

今回のアップデートでは、上記のように「自動電源オフ機能」を追加。音楽再生やその他の操作を行っていない状態が一定時間続くと自動的に電源を切ることで、これまでスタンバイ状態時に消費されていた待機時消費電力を大幅にカットできる。

例えば通勤通学の行き帰りにしか音楽を聴かないような場合、これまでは自分で電源をオフにしない限りはスタンバイ状態でバッテリーが少しずつ消費されていたが、本機能によってこのバッテリー消費を抑えることができることになる。具体例としては、自動電源オフ機能を1時間に設定し、プリインストールされている音楽プレーヤーアプリ「W.ミュージック」で1日2時間、音楽を再生したという使い方を繰り返した場合、設定なしの場合に比べ、実使用時間が最大2倍程度改善するという。

電源オフまでの時間は1時間/3時間/6時間/12時間から選択可能。もちろん機能自体をオフに設定することもできる。これに加え、アップデートでは下記の不具合改善なども行われる。

・セキュリティ更新
・起動時に、まれにSDカードを認識しない事象の改善
・PIN入力画面における入力確定ボタンのアイコンの変更
・その他の機能改善

そして、同社スタッフによれば、前述の通りダウンコンバートなしでのハイレゾストリーミング対応も今後のアップデートにて検討中であるとのこと。現在、ストリーミングウォークマンは本体やSDカードに保存した楽曲を「W.ミュージック」アプリで再生する場合にのみハイレゾ再生ができる仕様で、例えばAmazon Music HDや、今後モバイル端末にも対応予定のmora qualitasといったハイレゾストリーミングサービスを再生する場合、48kHz/16bitにダウンコンバートされる。もし検討中だというアップデートが実施されれば、この事象がクリアされてハイレゾストリーミングをハイレゾのまま楽しめることになる。

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