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網膜投影式アイウェアデバイス

QDレーザー、網膜スキャンHMD「RETISSA Display II」。解像度向上、価格抑えて24.8万円+税

公開日 2019/10/15 10:37 編集部:押野 由宇
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QDレーザー社の網膜投影式アイウェアデバイス「RETISSA Display II」の受注予約が、本日10月15日より開始となった。販売は「アスキーストア」限定で、価格は248,000円 (税抜)。

「RETISSA Display II」

「RETISSA Display」は超小型レーザー・プロジェクターを使った市販品としては世界初の網膜投影式アイウェアデバイス。これまでCESやIFAなどでも展示されてきたこの第1世代機への意見や要望を反映、改良を加えた第2世代モデルがRETISSA Display IIとなる。

網膜投影式では網膜に直接レーザーで照射するので、視力やピント位置に依存せずに常にクリアな映像を見ることが可能という。これには「VISIRIUM Technology」という、超小型プロジェクタを使用し、微弱なレーザ光で網膜上をスキャン(走査)することで、直接映像を投影する技術を使用している。

網膜にレーザー照射を行い直接映像を投影

本製品は単眼用アイウェアとなり、好みに応じて右目または左目で使用できる。またスイッチで画像が反転でき、フレームへの固定位置を変えることで左右の切り替えが行える。

AV機器やスマートフォンなどのモバイル機器を、付属する制御BOXのHDMI端子に接続することで、映画などのコンテンツをフォーカスフリーの画像で楽しめる。HDMI対応解像度は最大1920×1080 60p。また、イヤホンやヘッドホンを接続することでステレオ音声再生が可能だ。

性能としては網膜上でのビーム品質をチューニングすることで解像感が向上しており、前モデルと比較しておよそ半分の大きさの文字まで判読が可能になったとする。加えてコントローラボックスを小型軽量化。前モデルと比べて体積は約半分、質量は40%以上削減した。 オリジナルフレームは約24gとなる。

そしてバッテリー駆動時間も延長しており、約3.3時間(外部負荷無し/前モデルと比べておよそ1.6倍)を実現。マイクロUSBにより充電を行うので、市販のモバイルバッテリーなどを利用できる。

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