HOME > ニュース > マランツ、市場シェアNo.1の“薄型”AVアンプが「NR1710」へ刷新。Bluetooth送信機能を搭載

“リビングのコントロールセンター”

マランツ、市場シェアNo.1の“薄型”AVアンプが「NR1710」へ刷新。Bluetooth送信機能を搭載

公開日 2019/05/17 11:00 編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

プリアンプについては、電子ボリューム出力抵抗の見直しを実施。パワーアンプでは回路の見直しに加え、パワーアンプ帰還回路の電解コンデンサーの見直しが行われた。

電源については、プリアンプ用電源のデカップリングコンデンサーの見直し、対接地用コンデンサーをフィルムコンデンサーにグレードアップ、ネットワーク電源の強化などが行われた。そのほか、約200点が使用されていた汎用電解コンデンサーのメーカーを変更したという。


Amazon Alexaに対応。4K/HDRなど映像規格もフルカバー

Amazon Alexaにも対応。Alexa搭載デバイスに話しかけることで、再生、停止、スキ ップや音量の調整などの基本的な操作、Amazon Musicの楽曲から楽曲名やアーティスト名、年代、ジャンルなどを指定して再生すること等ができる。

映像については、全てのHDMI端子が最新のHDCP2.3に対応。4K/60p入力に対応し、4K/60p/4:4:4/24bitや4K/60p/4:2:0/30bit、4K/60p/4:2:2/36bitなどの映像フォーマットに対応する。BT.2020のパススルー、HDR10・ドルビービジョン・HLGの各HDR規格にも対応する。

フォノ入力、ワイドFM対応のFM/AMチューナーも搭載。Wi-Fi/Bluetoothを内蔵しており、前述の通りBluetoothは新たに送信にも対応予定となる。

電源ケーブルは着脱可。消費電力は250W(待機時通常 0.2W/CECスタンバイ 0.5W)。外形寸法は440W×105D×378Dmm、質量は8.4kg。


マランツ試聴室で音質をチェック

発表会では、マランツ試聴室で前モデルとの比較試聴も行われた。マランツサウンドマネージャーの尾形氏は、NR1710における音質改善のポイントとして「音楽の表現力がさらに向上した」と説明。

短時間ながらNR1710(写真中央)の試聴も行えた

具体的には「S/N感がさらに改善して空間の見通しや透明感が向上する」「音像の定位や立体感の表現が向上する」「低域の量感とスピードのあるアタック感の実現」などをポイントとして上げていた。

比較試聴は、マランツのHi-Fi用試聴室にて行われたが、「この部屋でマルチチャンネルのデモを行うのは初めて」とのこと。比較はまずステレオ再生で、NR1609とNR1710、さらにはNR1710のバイアンプ駆動の比較を実施。スピーカーにはB&W802 D3を用いた。

NR1609とNR1710の音質比較では、特にS/N感が大きく向上しているのを一聴して感じる。空間の見通しがさらに良くなる。尾形氏は「透明感が高まり、音数が少なくなったときの背景の静けさも違って聴こえたのでは。ボーカルの立体感にも注目していただきたい」と説明していた。

マランツのHi-Fi試聴室では初というサラウンド再生のデモも実施

続けて、NR1710にB&Wの600シリーズを組み合わせての4.0ch再生のBD再生、4.1.2chによるiTunes Video再生、4.1ch再生によるBD再生が行われた。いずれもセンターレス、サブウーファーレスのデモを行った点については、リビングでの設置が難しいセンターやサブウーファーがなくても、映画の臨場感が味わえることを改めてアピールしたいとのこと。一方でセンターやサブウーファーの重要性も説いていた。

前へ 1 2 3

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック