子会社のディスクリート半導体事業のうち

パナソニック、ダイオードおよび小信号トランジスタ事業をロームに譲渡

編集部:小澤貴信
2019年04月24日
パナソニック(株)は同社の連結子会社 パナソニック セミコンダクターソリューションズ(株)のディスクリート半導体(単機能半導体)事業のうち、ダイオードおよび小信号トランジスタ事業を、ローム(株)に譲渡する。両社が23日に発表した。

パナソニック セミコンダクターソリューションズの半導体事業は現在、イメージセンサなどの「空間認識」技術とバッテリーマネジメント用ICやリチウムイオン電池保護回路用MOSFETなどの「電池応用」技術を注力分野と位置付けており、これらの分野にリソースを集中することで事業成長を目指しているとのこと。そのなかで、ダイオードおよび小信号トランジスタ事業については、業界大手のロームへ譲渡することで、顧客への供給責任を果たすことができるものと判断し、本件譲渡について最終合意に至ったという。

一方、ロームは、半導体素子事業をロームグループの中核事業と位置づけ、1960年代から継続した開発・生産・販売活動を行い、現在では小信号トランジスタやダイオード市場で世界トップクラスのシェアを確保しているとのこと。今後も自動車、産業機器市場をはじめとする幅広い分野で継続的な市場の拡大を見込んでおり、バイポーラトランジスタや、回路保護用のツェナーダイオード、TVS ダイオード等の事業を拡大を目指す。そのために積極的に経営リソースを投入し、製品ラインアップの強化やさらなる品質向上、安定供給体制の強化を目指すとする。これを踏まえ、パナソニックから上記事業を引き継ぐことで、さらなる市場シェアの拡大を目指すという。

譲渡されるダイオード及び小信号トランジスタ事業は以下の通り。

・ダイオード:ショットキーバリア、TVS、ツェナー、スイッチング、ファストリカバリ
・小信号トランジスタ:バイポーラ、抵抗内蔵型、接合型電界効果

またはパナソニック セミコンダクターソリューションズ、ロームが当事業の生産体制構築までの一定期間、ロームより当該製品の生産を受託するという。

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