発表会で製品開発の狙いや魅力をアピール

パナソニックは『脱・録画機』宣言。新”おうちクラウドディーガ”発表会で幹部と遠藤憲一さんがトーク

編集部:小野佳希
2018年09月28日
別項で紹介している通り、パナソニックはインテリアにも調和するようデザインを一新したBDレコーダー“おうちクラウドディーガ”新モデル4機種を発表。同社幹部、およびCMキャラクターを務める俳優の遠藤憲一さんらが登壇する発表会を開催し、開発の狙いや製品の魅力をアピールした。

(左)パナソニック 宮地晋治氏(右)遠藤憲一さん

今回発表された“おうちクラウドディーガ”新モデル

■おうちクラウドの訴求で女性層の関心が大きくアップ

パナソニック コンシューマーマーケティング ジャパン本部 AVC商品部の宮地晋治部長は、同社が掲げる「Creative! 毎日を、ちょっとクリエイティブに。」というキーワードに言及。モノ軸からコト軸へと考え方を変え、新しい“暮らしのお役立ち”を提供すべく、AV機器に限らず様々な分野で幅広い製品を展開していると紹介する。

パナソニック 宮地晋治氏

調理家電など様々な分野で“お役立ち”を目指している

そしてDIGA(ディーガ)では「家族をつなぐ」をテーマに、おうちクラウドディーガを展開していると説明。録画機に収まらない多様な使い方で「家族をつなぐ」ことができる点を訴求したことによって、公式サイト訪問者全体に占める女性の割合が以前の1.7倍になったという。また30〜40代女性のファミリー層における購入検討意向が高まるなど、女性層からの関心度が大きくアップしたと紹介した。

録画以外にも使えることを訴求することで女性からの関心が高まったという

宮地氏はこの状況について「ディーガにとって非常に大きな変化だ」とコメント。「以前は『お父さんがスペックを見ながら選ぶ録画機』だったが、今はただの録画機ではなく、『家族で選び、家族で使う』ものになった」とした。

おうちクラウド機能を活用することで離れて暮らす家族とのコミュニケーション機会を掘り起こせることもアピール

また、機能面は大幅に向上するなど進化しつつも、横幅はビデオデッキ時代からほとんど変わっていないというレコーダーのサイズ感についても言及。「現在の家族に適したレコーダーのあり方とはなんなのかを考え直した」とし、現代社会のインテリアのテイストや家具のトレンドに合うホワイトカラーを採用したことや、横幅を大幅に圧縮した背景を語った。

従来のレコーダーでは現代のリビングに合わなくなっていると説明

そして、現代社会ではペットも大切な家族の一員になっているとし、新型HDペットカメラの開発およびディーガとの連携機能搭載の理由を説明。「おうちクラウドディーガで家族のつながりがさらに強くなる」とアピールした。

犬や猫の飼育数は15歳未満の子供の人数より多く、ペットも家族の一員としてかけがえのない存在になっていると紹介

■パナソニックは『脱・録画機宣言』

「実はまったく機械に詳しくない」と言う遠藤憲一さんは、宮地氏とのトークセッションで「なぜ写真や動画をレコーダーに保存するのか? パソコンのHDDに保存するのと何が違うのか?」「おうちクラウドと世の中にたくさんあるクラウドサービとの違いは?」など、素朴ながらも鋭い質問を連発。

遠藤憲一さん

これに対し宮地氏は「レコーダーはテレビと常に接続されているので、大画面で写真を楽しみやすいし、そのままBDにデータを保存しやすい」と回答。おうちクラウドについても「プライベートな写真はこっそりと、ネット上ではなく手元においておきたいという方もいるのではないか」とし、「日本にはなんと43兆円もタンス預金があると言われているが、思い出のひとつひとつをブルーレイに残していくのは、タンス預金と同じように、大切な価値をずっと手元に残しておけることだと思う」と説明した。

和やかな雰囲気でトークセッションが進んだ

また遠藤さんは「録画機って普通は真っ黒でゴツゴツしてるイメージだけど、なぜこんなに真っ白くコンパクトなったのか」とも質問。宮地氏はこれに対して「お客様に新しい価値を提案したかったからだ。『脱・録画機宣言』と言ってもいいかもしれない」と答えていた。

これを受けて遠藤さんは「(集まった報道陣に対して)『パナソニックが録画機から撤退』と書いてもらっていいのでは(笑)」とコメント。「そうすると(CMキャラを務める)自分の役目もなくなってしまうので『脱・録画機』ということにしておこう(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。

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