その影響力を拡大

世界の有力メディアが集う「EISA」とは? 日本からは唯一『オーディオアクセサリー』誌が参加

オーディオ編集部:浅田陽介
2018年09月07日
先月、全世界で発表された「EISA AWARD 2018-2019」。既報の通りその受賞モデル達(関連ニュース)とその授賞式となる「EISA Gala Ceremony」の模様(関連ニュース)をお伝えしたが、そもそも「EISA」とはどういう団体なのか。日本ではまだ馴染みのない方も多いと思うので、簡単にご紹介したい。


EISAのルーツを辿ると、欧州の5つのカメラ雑誌の編集長が集まり、1982年に「The Year of the Camera」を初めて発表したことに遡り、この団体が後にEuropian Sound Imaging Association(EISA)となる。その後1989年に同じくヨーロッパ内の有力カメラ雑誌10誌の編集長が加わり、その影響力を拡大した。

オーディオやビデオカテゴリが加わったのは、1992年。当時盛り上がり始めたサラウンドの分野などに呼応するようにカテゴリを増やして行くことになる。2002年にはさらに新しいメンバーとしてカーオーディオカテゴリが、2007年にはモバイルデバイスカテゴリが加わっている。

2013年からEISAはアワード発表の視野を世界へ広げ、北欧や東欧諸国からのメンバーも参加するなど、その規模を徐々に拡大していった。そして昨年から今年にかけて、アメリカやインド、そして小社『季刊・オーディオアクセサリー』誌が日本のメンバーとして加わり、名前も「Expert Imaging and Sound Association」と改めて、真にインターナショナルな団体としてスタートを切ることとなったのである。

EISAの公式ウェブサイトのEISA MEMBERS一覧(写真はExpert Hi-Fi Group)

EISAの最大の特徴は、世界各国から各分野の「エキスパートなメディア」が集っていることだ。例えば、Hi-Fi Expert Groupに限ってもイギリス『Hi-Fi News』誌、イタリア『AUDIOreview』誌、ドイツ『STEREO』誌、アメリカ『StereoPhile』誌、香港『Audiotechnique』誌など日本でもオーディオファイルの間でその名が知られるような「一流」の雑誌達が名前を連ねる。EISAに参加できるのは原則として1ヵ国あたり1企業だけというのも特徴で、日本では『オーディオアクセサリー』誌が唯一の投票権を持つメディアとなる。

「EISA Gala Ceremony」には、毎年多くのメーカーからキーパーソンが参加する (C)www.eisa.eu

なお、EISA AWARDの審査内覧会は、毎年5月末にベルギー・アントワープで行なわれ、6月末にセルビア・ベオグラードにて審査会を開催。8月15日にその年の受賞モデルが全世界同時に発表され、ベルリンで開催されるIFAの初日に授賞式「EISA Gala Ceremony」が開催される。

世界のエキスパートメディア達の目線で選ばれた、「一流」のモデル達を紹介するEISAの活動に、今後も注目いただきたい。

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