旗艦機の技術投入した「THE HEADPHONES」

「ソニーのヘッドホンの“センター”」、音質強化・装着性高めた「MDR-1AM2」

編集部:小野佳希
2018年02月20日
ソニーは、ヘッドホン「MDR-1AM2」を3月10日に発売する。ブラックとシルバーの2色で展開し、オープン価格だが3万円前後での実売が予想される。

MDR-1AM2

「MDR-1A」の後継機で、フラグシップ機「MDR-Z1R」が採用するフィボナッチパターングリルなどを採用した新開発40mmドライバーユニットを搭載するなどして音質を高めた。1月に開催されたCESにて海外発表されたモデル(関連ニュース)の日本展開が発表された格好。型番末尾の“M2”は“マーク2”モデルであることを表している。

ブラックとシルバーの2色で展開

なお、同社では本機を「ソニーのヘッドホンの“センター”としてどんなジャンルの音楽でも『いい音』が楽しめる」ヘッドホン、“THE HEADPHONES”をコンセプトに開発したと説明。「音質のさらなる向上」「優れた装着感」「上質なデザイン性」の3点が本機の特徴としている。

まず音質面では、ボーカル音と低音の質のさらなる向上を図ったと同社は説明。これにより、ハイレゾコンテンツに含まれる音源をさらに忠実に表現できるようにしたという。

ドライバーには前述のように「フィボナッチパターングリル」を採用。ひまわりの種のらせん状の配列など、自然界で多く見られるフィボナッチ数列を参考にした曲線のグリルパターンによって、開口を均等化した。そして高剛性材料の採用によって桟を限りなく細くすることで、空気の伝搬を阻害しない、なめらかな超高域特性を実現したという。

フィボナッチパターングリルを採用

加えて、振動板にも新開発の「アルミニウムコートLCP振動板」を採用。ドーム部の形状を改良して剛性を高めることで高音域の感度を向上させた。これにより、ボーカルをより明瞭に表現できるようになったという。

さらに、ボイスコイル、ポールピース、マグネットの各パーツで軽量化を実現。これによって音の瞬発力を向上させたとも説明している。

ドライバーユニットの構成。ボイスコイルなどの軽量化で音の反発力向上も図っている

ケーブルは通常の3.5mm端子ケーブルに加え、4.4mmバランスプラグ採用ケーブルも同梱。ウォークマン「NW-ZX300」などとのバランス接続での音楽再生を手軽に楽しめるよう配慮している。なお、3.5mm端子ケーブルにはマイクリモコンを装備している。

3.5mmステレオミニケーブルと4.4mmバランスケーブルの両方を同梱

前モデル「MDR-1A」が質量約225gだったのに対し、本機では約187gへ小型軽量化を実現。ハンガー部を細くするなど細部を改良することで軽量化し、装着感の向上を図った。

ヘッドバンド部を若干細くするなどで軽量化を実現

イヤーパッドも改良。表面素材には吸放湿性に優れるという合皮を採用したほか、縫い目が耳周りに当たらない縫製方法に改良。またイヤーパッド内部には低反撥のウレタン素材を採用している。

前モデル「MDR-1A」(右)との比較。縫製部が耳に当たらないようにすることで装着感を向上させた

そのほか、ウォークマン「NW-ZX300」と色味などを合わせたデザインを採用。ワントーンで仕上げたシンプルなデザインによって上質さを演出している。

ウォークマンZX300とデザインテイストを統一

再生周波数帯域は3Hz〜100kHz。前述のケーブル2種類のほか、キャリングポーチが付属する。

ハウジング部のデザイン比較

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