共通インピーダンスの排除を追求

OJI Special、内部回路を刷新したバランスヘッドホンアンプ「BDI-DC24A2-S」

編集部:小澤貴信
2018年01月05日
山陽化成が手がけるOJI Specialブランドは、バランス出力に対応したヘッドホンアンプ「BDI-DC24A2-S」を発売した。価格は501,900円(税抜)。受注生産で、納期は約1.5ヶ月となる。

「BDI-DC24A2-S」

BDI-DCシリーズのヘッドホンアンプは、同社の高精度計測技術やカスタム製作の経験を生かし、高精度アンプにとって有害な共通インピーダンスの排除を目的とする基板設計手法や、高精度回路を生かす高性能部品選択などによるアナログ回路技術を採用したことを特徴としている。

本機は“Evolution II”と名付けられたBDI-DCシリーズの最新モデル。バランスヘッドホンシステムにおいて重要だという「共通インピーダンスの排除」と「回路の対称性」を、信号経路だけでなく回路外からの影響も含め様々な角度から追求したとする。また、このバージョン2モデルでは、BDI-DC24Bシリーズで培った高周波チューニングを実施した基板へと刷新した。

本体正面

パワーアンプ部は、音質劣化の原因になるカップリングコンデンサーを排除した、入出力完全DC構成のハイスピードアンプ 4基で構成。音量調整を行うアッテネーターは、放送局などの業務用分野で定評のある東京光音電波製の特注・大型シールド付き高音質タイプを採用。4台のアンプごとの影響を排除するために、4連シールドタイプを採用している。

電源は、左右独立構成で、大型30VA トロイダルトランスを2基(合計60VA)、6,800μF×4(合計27200μF)の強化電源で構成される。

本体背面

アナログ入力は、XLRバランス(ノイトリック製端子)を搭載。ヘッドホン出力は、バランス出力が3pin XLR×2(ノイトリック製端子)。シングルエンド出力は6.3mmステレオ標準端子となる。いずれも銀メッキテフロンワイヤーで結線されている。筐体には、非磁性体を用いた精密加工ケースを用いている。

従来モデルからの進化点について、回路面では、さらに進化したという「コンプリートDCバランス回路」を採用して内部基板を一新。バランスアンプを阻害する共通インピーダンスの排除を帯域外まで徹底的に実施したとする。

インシュレーターはアルミ削り出しとして、筐体底面との結合および緩衝を考慮した取り付け方法に変更。Bシリーズで培った内部緩衝材も採用した。

価格面でも、バランスアンプとしての音質を劣化させる要因になるという切り替えスイッチなどを排除することで、性能を低下させることなく価格据え置きを実現したとしている。高周波領域に着目したオプションのアップグレード「スペシャルチューニング」も可能となっている。

外形寸法は、430W×88H×231Dmm、質量は約5Kg。
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  • ジャンルその他
  • ブランドOJI SPECIAL
  • 型番BDI-DC24A2-S
  • 発売日2017年12月30日
  • 価格¥501,900(税抜)
【SPEC】●バランス入力:ノイトリック ハイエンドタイプ 金メッキ XLR ●アッテネータ:東京光音電波製シールドタイプ高音質4連アッテネータ ●バランスアンプ:電源左右完全独立構成 入出力完全DC構成アンプ ●バランスアンプ:電圧ゲイン:8dB ●出力結線:銀メッキテフロンワイヤー結線 ●シングルエンド出力:絶縁タイプ 標準フォーンジャック ●バランス出力:ノイトリック ハイエンドタイプ 金メッキ XLR ●外形寸法:430W×88H×231Do ●質量:5Kg

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