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DL販売で13,800円

Sonarworks、スピーカー/ヘッドホン用の音響補正ソフト「Reference 3」の単体版を発売

2017/06/21 編集部:成藤正宣
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メディア・インテグレーションは、ラトビア Sonarworks社のスピーカー/ヘッドホンキャリブレーションソフト「Reference 3」のスタンドアロン版となる、「Reference 3 Systemwide Standalone」を発売する。ダウンロード販売商品で、価格は13,800円(税込)。

「Reference 3」。画像は周波数補正の設定画面

「Reference 3」は音楽スタジオのミキシング・マスタリング作業向けに開発されたソフトウェア。スタジオごとに異なるスピーカー/ヘッドホンや部屋の音響特性を補正し、あらゆる環境でフラットなリファレンス・サウンドを得られるとしている。従来は音楽制作ソフト(DAW)等に使用するプラグインとして提供されていたが、今回発売されるスタンドアロン版はOSの標準オーディオとして設定でき、一般的な音楽鑑賞用途にも使用できる。

スピーカーの補正には48Vのファンタム電源で動作するマイク(別売)とファンタム電源を供給するオーディオインターフェース(別売)を使用し、部屋やスピーカーの音響特性を測定して補正する。補正結果はユーザーが編集を行ったり、パラメーターを調整することが可能。位相の変化や音声遅延を軽減する設定も搭載する。また補正機能を応用し、違うメーカーのオーディオシステムをシミュレートする機能も備わっている。

スピーカー補正にはマイクが必要

ヘッドホンについては、メーカーで測定済みのモデルのみ対応。具体的には、ソニー「MDR-CD900ST」やオーディオテクニカ「ATH-M」シリーズ、Bose「QuietComfort 35」などのプリセットが用意されている。対応機種の詳細に関してはメディア・インテグレーションの製品ページメーカーページ(英語)にて確認できる。補正の調整やシミュレート機能はスピーカーと同様に使用可能で、左右のドライバー特性を個別に比較する機能なども搭載している。

シミュレート機能も搭載

スタンドアロン版の発売にともない、「Refelence 3」シリーズのラインナップが変更される。また、従来のDAW版「Refelence 3」をスタンドアロン化する「Reference 3 System wide Upgrade」が価格改定され、6,800円(税込)で購入できる。ラインナップの詳細は以下の通り。

【ラインナップ】
●新発売
 ・Reference 3 Complete(ダウンロード版)
 ・Reference 3 Complete with Mic(パッケージ版)
 ・Reference 3 Systemwide Standalone(ダウンロード版)

●タイトル変更
 ・Reference 3 Speaker Calibration Software Suite(パッケージ版)
 ・Reference 3 Speaker Calibration Software Suite(ダウンロード版)
 ・Reference 3 Speaker Calibration Software Suite + Mic (パッケージ版)

●販売終了
 ・Reference 3 Suite
 
●価格改定
 ・Reference 3 Systemwide Upgrade(ダウンロード版):¥6,800(税込)

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