下位モデル「VPL-VW535」も

レーザー光源で輝度5,000ルーメン実現、ソニーの4K/HDR対応プロジェクター「VPL-VW5000」を体験

編集部:川田菜月
2016年10月06日
ソニーは、受注生産で11月24日に発売する最上位モデル「VPL-VW5000」と、10月29日発売予定の新プロジェクター「VPL-VW535」について、一部メディア向けの体験会を実施した。製品の特徴解説や実際に視聴体験ができた。

VPL-VW5000

VPL-VW535

両モデルとも、独自のネイティブ4K(4,096×2,160)パネル「4K SXRD」を採用しており、また新たに4K/60p/10bit対応する。「Hybrid Log Gammma(HLG)」方式でのHDRにもアップデートで対応予定。なお、継続してラインナップされる従来モデル「VPL-VW515」についてはアップデート対応はしないとのこと。

「VPL-VW5000」は、青色のレーザーと蛍光体を組み合わせたレーザー光源システム「Z-Phosphor」を採用したことで、5,000ルーメンの高輝度と、ダイナミックコントラスト∞対1という高コントラストの両立を実現した、同社のプロジェクターの新フラッグシップモデル。納期2〜6ヶ月の受注生産となり、9月24日から受注を開始する(関連ニュース)。

独自パネルの4K SXRDとレーザー光源システムとの組み合わせにより「映画館を超える圧倒的な高画質を実現した」と同社はアピールする。色域はDCIを完全カバーし、BT.2020も80%以上カバーできるとしており、周辺部までくっきりと再現するとのこと。ラインナップでは本機のみ4Kモーションにも対応する。

全体。使用中に触れても全く熱くない

本機の特徴として、水冷システムを採用した点。レーザー光源ブロックにより発せられる熱を効率的に冷やし、高輝度を実現しながら最大で35dBの静音設計も両立したとのこと。実際試聴中もとても静かで、筐体の真後ろに立つと少し音がするかなというレベルだった。

真後ろは少し風が出ていて、ほんのり温かい

また、光学部は密閉構造を採用し、ホコリなどの侵入を防ぐことができる。従来機「VPL-VW1100ES」ではパネルをファンで冷やしていたため実現できなかったが、水冷システムを採用により密閉構造が可能になったという。

「VPL-VW535」(関連ニュース)は、上述の通り本機から新たに4K/60p/10bit対応となり、またコントラスト比もVPL-VW515と比較して30万対1から35万対1に向上。HDRをよりはっきりと再生できるとしている。他にも著作権保護規格HDCP 2.2へHDMI 1/2の2系統とも対応した点するなどして進化している。また、部屋の設置環境に合わせて選択できるよう、ブラック/プレミアムホワイトの2色展開となる。

背面部

端子部

両モデルを使用して『アメイジング・スパイダーマン2』や『レヴェナント: 蘇えりし者』の一部シーンを試聴したが、太陽の光や火の粉など光っている部分がとても美しく感じた。また、視聴の際にメニュー画面上でHDR表示が出るようになり、PQカーブを保ったまま調整ができるというHDR専用のコントラスト調整機能も搭載される。操作はリモコンに装備されるボタンで簡単に行うことができる。これは国内版からの対応となり海外版にはない仕様とのことで、より使い勝手にも配慮された製品となるようだ。

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