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8000ルーメンの「LX-MU800Z」など

キヤノン、同社初のレーザー光源で高輝度化したビジネスプロジェクター2機種

2016/07/12 編集部:小野佳希
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キヤノンは、企業や教育機関など向けのビジネスプロジェクター“パワープロジェクター”シリーズとして、初めてレーザー光源を採用したDLP方式のプロジェクター「LX-MU800Z」「LX-MU600Z」を7月21日より発売する。

LX-MU800Z(8000ルーメン)¥OPEN(予想実売価格192万円前後)
LX-MU600Z(6800ルーメン)¥OPEN(予想実売価格152万円前後)
※標準レンズ含む

LX-MU800Z/MU600Z

両機とも青色レーザーダイオードを光源に採用し、解像度はWUXGA(1,920×1,200)。違いは輝度のみで、外見も含めてそれ以外のスペックは共通。レンズ交換式で、7種類のプロジェクター用交換レンズを別売で用意している。

背面端子部

レーザー光源の採用によって高輝度化を実現。また、青色レーザーダイオードと蛍光体を組み合わせた光源システムを採用し、蛍光体ホイールとカラーホイールにより、青色レーザーを3原色(RGB)と黄色(Y)の4色の光に分解し投写することで、色域が拡大し、優れた色再現性を実現したとしている。

レーザー光源はランプ光源と比べて光源寿命が長く、約2万時間光源を交換することなく映像投写が可能。光学部品を密閉構造にすることで、ほこりの付着を防ぐことができ、エアフィルターが不要となり、メンテナンス性も向上した。

また、高耐久なデジタルマイクロミラーデバイスを使用し、経年劣化によるパネルの焼き付きや色あせが少なく、優れた耐久性を実現したともしている。

通常位置や天吊りだけでなく、ランプ光源では構造上難しいプロジェクターの縦置き設置が可能。縦長の映像をそのまま投写できる「ポートレート投写」に対応し、ポスターなどの縦長コンテンツを投写するといった使い方もできる。なお縦置き設置には有償の設置用金具が必要。

映像の入力信号に合わせて自動で光源の出力量を調整する「ダイナミックブラック」機能を搭載。最大コントラスト比が10,500対1まで自動で切り替わり、同社では「黒が際立つ映像投写が可能」とアピールしている。

LX-MU800Zは20〜100%、LX-MU600Zは35〜100%の範囲で光源の出力量を1%刻みで変更し、明るさの調節が可能。複数のプロジェクターの映像をつなぎ合わせて投写する際、隣り合わせた画面の明るさを細かく調整でき、画像の重複を感じさせない滑らかな大画面投写が可能なように配慮した。

接続規格HDBaseTに対応し、映像や音声などを1本のLANケーブルにより最長100mの長距離伝送が可能。また、業務用映像機器で採用されることが多い3G-SDI端子を搭載している。なお映像入力にはミニD-Sub15/5BNC/DVI-D/RJ-45(HDBaseT)/HDMI/BNC(3G-SDI)を備えている。

【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/050-555-90071

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