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Adobeなど14の企業・製品が協業予定

キヤノン、新たな業務用4K対応フォーマット「XF-AVC」を発表

公開日 2015/04/08 13:00 編集部:小野佳希
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キヤノンは、4Kにも対応する新たな業務用動画フォーマット「XF-AVC」を開発。同フォーマットに対応した業務用カメラ「EOS C300 Mark II」と「XC10」を発表した。「EOS C300 Mark II」は9月上旬に180万円前後で、「XC10」は6月中旬に22万円前後の発売を予定している。


「XF-AVC」では、圧縮フォーマットにMPEG-4 AVC/H.264を採用。最高で4,096×2,160/10bit/4:4:2/Intra Frameでの記録が行える。なお、「EOS C300 Mark II」と「XC10」についてはそれぞれ別項で紹介する。

XF-AVCの主な仕様

3,840×2,160での4K記録や、2Kでの記録にも対応。2K時は12bitや4:4:4、Long GOPでの記録も選択できる。制作目的に合わせて圧縮方法や圧縮率、ビットレートを選択できる仕様としたことで、ハンドリングのしやすさと高画質のバランスを考えたという。また、XF-AVC/Intra Frameでの記録などではビットレートが高く圧縮率も低いため、静止画切り出しでも高画質だとしている。

AdobeやAvid、ブラックマジックデザイン、グラスバレーなどが本フォーマットとの協業を予定。Appleのビデオ編集ソフト「Final Cut Pro X」なども含め、合計14の企業・製品が現時点で協業予定を表明している。

記録メディアには次世代フラッシュメモリーカード企画「CFast 2.0」を採用。これにより、外部レコーダーではなくカメラ内部での記録を可能にする。

<XF-AVC 協業予定企業・製品>
Adobe Systems Incorporated
ASSIMILATE
Autodesk, Inc.
Avid Technology, Inc.
Blackmagic Design Pty. Ltd.
Codex
Colorfront
FilmLight Ltd.
Final Cut Pro X
Grass Valley
IN2CORE
Pomfort GmbH
Quantel Ltd.
SGO

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