5月29日より開催の「技研公開2014」で公開

NHK、1億3,300万画素のCMOSセンサーを開発

ファイル・ウェブ編集部
2014年05月16日
NHKは、8Kスーパーハイビジョン用として、1億3,300万画素のCMOSセンサーを開発したと発表した。NHKによれば、動画用撮像素子としては最多の画素数となるという。

高画質な8K映像を撮影するためには、R、G、Bの各色とも3,300万画素の情報が必要となる。これまでは、各色に3,300万画素の撮像素子を1枚ずつ、合計3枚用いていたが、光を3色に分けるプリズムが必要となるため、カメラの小型化が課題だった。

プリズムを使わずにカメラの小型化を図る場合、1枚の撮像素子で3色の情報を取得する「単板カラー撮像方式」の採用が有効となるが、これまでの3,300万画素の撮像素子では、1画素で1色の情報となるため情報量が3分の1となり、撮像素子を3枚用いた方式と同等の画質を得ることが難しかった。

今回開発した撮像素子は、従来の4倍の1億3,300万画素で構成されているため、1枚の撮像素子でR、G、Bの各色とも3,300万画素以上の情報を取得できる。これにより、カメラの小型化と合わせて、従来の単板カラー撮像方式では困難だった高画質化も実現できるようになるとのこと。さらに、市販のデジタルカメラと同じ単板カラー撮像方式を採用しているため、種類が豊富な写真用レンズを使用することも可能だ。

今回開発された単板カラー撮像素子の構成

主な仕様だが、光学フォーマットは写真用35mmフルサイズと同等(受光面の対角長43.2mm)。画素数は15,360×8,640。カラーフィルターはベイヤー配列で、フレームレートは60フレーム/秒となる。

なお、この研究成果は5月29日(木)〜6月1日(日)に開催する「技研公開2014」で公開される。

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