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「Video Headphone」

【CES】Vuzix、ヘッドホン一体型ヘッドマウントディスプレイを年内発売

公開日 2014/01/08 17:19 ファイル・ウェブ編集部
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米Vuzixは、2014 International CESの同社ブースにて、ヘッドホン一体型のヘッドマウントディスプレイを参考出展。2014年内をめどに発売する。価格は未定。

モデル名は「Vuzix V720」。ジャンルは「Video Headphone」としている。720pのHD対応で、実際に試してみたが、かなり鮮明な映像が体験できる。3D映像の表示にも対応している。同社では、「パーソナルで映像や音楽を楽しむのに最適なソリューション」とアピールしている。

“Video Headphone”「Vuzix V720」

まだ「Vuzix V720」は装着できなかったが、HD映像は体験することができた

なお同社説明員は「IMAX映画のような感覚が得られる」と説明するが、ソニーHMZシリーズと比べても画面サイズは小さめという印象だ。ともあれ、HMZシリーズの対抗馬が出てくるのは喜ばしいこと。早期の登場を期待したいところだ。

Androidベースの片眼式ハンズフリーディスプレイ

また同社ブースでは、昨年12月に日本からも購入受付を開始した、アンドロイド搭載の片眼式ハンズフリーディスプレイ「M100 Smart Glass」も展示されていた。米国からの直送となり、12万円ほどで販売している。今のところ販売は好調に推移しているという。

「M100 Smart Glass」

ディスプレイはWQVGA解像度で、明るさは2000nit以上。Android のICSをベースに最適化したOSを採用。プロセッサーはOMAP 4430 1GHzで、RAMは1GB、フラッシュメモリーは4GB。

「M100 Smart Glass」を安全用メガネに装着したところ

バッテリーは600mAhで、ディスプレイをONにした場合、2時間の使用が可能。バッテリー持続時間を長くするための外部電源も別途用意している。

Androidで動作するため、単に映像を表示するだけでなく、映像を解析してその上に別の情報をオーバーレイ表示するAR機能が利用できる。今回の会場では、日本語で書かれた山手線の路線図を見ると、文字列を認識し、日本語の駅名の下にアルファベットで駅名を表示するデモが行われた。

主に工場など産業用途を想定しているとのことだが、アプリ次第で様々な可能性が広がりそうだ。このため同社はSDKも配布し、開発者を募っている。

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