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クラウドゲームサービス「ひかりTVゲーム」も発表

ひかりTV、Android4.0搭載のスマートテレビ対応チューナーを6月から提供【情報追加】

公開日 2013/04/17 18:14 ファイル・ウェブ編集部
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■「ソーシャルVOD」

ビデオサービスのにおいて新たに提供されるサービスが「ソーシャルVOD(仮)」だ。本サービスでは、VODを視聴しながらコメントやスタンプを投稿することで、他の視聴者との一体感が楽しめる。コメントやスタンプは再生時間によって表示される。また、“盛り上がり度”の高いシーンがグラフで表示され、盛り上がっている時間にシーンをスキップすることも可能だ。

会場ではAKB48のVOD番組でデモが行われていた。画面左にスタンプの投稿、画面下に盛り上がり度が表示される

■4Kも視野に。会員数は300万を目指す

事業説明会では、NTTぷらら代表取締役社長の坂東浩二氏が今回新たに提供されるチューナーやサービスの概要、そしてひかりTVの今後の展開について語った。


NTTぷらら代表取締役社長 坂東浩二氏
同氏は、ひかりTVが大きな成長を遂げてきた要因をとして、「放送とVODの両方の映像サービスを手がけてきたこと」に加えて、「それぞれで高画質を実現してきたこと」を挙げた。さらには、新サービスを素早く投入し、インターフェースの改善を続けてきたことも改めて強調した。

今後の展開について同氏は、「2008年3月の事業開始から我々は、100万人の会員獲得、VODサービスの構築、そしてスマホやタブレット、PCなどへのマルチデバイス展開というステップを経てきました。ここに加えて、今回は新たなひかりTVチューナーを投入し、日本で初めてのクラウドゲームサービスを展開します」と語った。

さらに、PC向け映像配信サービスや、ダウンロード型映像配信サービスを2013年度の第2四半期中には開始するとした。そして、2014年3月末には会員300万人を目指すという目標を掲げた。さらに、「コンテンツの拡張」「ユーザーインターフェース」「マルチデバイス」からなる“スマートテレビサービス”構想のもと、他にない3つの強みで進化する同社ならではのスマートテレビを実現していくと述べた。その上でビッグデータやライフサポートに関連する事業も視野に入れ、将来的には「総合ライフエンターテイメントサービスを目指すという。

板東氏は4Kについても言及。同社は4K映像サービスの実現に向けて、今後、総務省などとの議論を踏まえて対応していくとした。また、これまで培ったIP放送やVODのノウハウ、NTT東日本/西日本の光回線を活かし、HEVC/H.264によるIP配信を目指すと述べた。加えて大田区の町工場が中心となって国産ボブスレーの開発を行う「下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会」に協賛し、4Kによるボブスレー映像の制作を実施すると表明した。

事業説明会には、「ひかりTVゲーム」に『プロ野球スピリッツ LIVING MANAGER』を提供するコナミ(株)執行役員 SPVの上原和彦氏、『人生ゲーム×ひかりTV』を提供する(株)タカラトミーエンタメディア取締役の安中剛氏、4Kによるドキュメンタリー映像の制作を予定している「下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会」を展開する(株)マテリアル代表取締役の細貝純一氏が登場。それぞれひかりTVで展開されるサービスへの期待を語った。

コナミ(株)執行役員 SPV 上原和彦氏

(株)タカラトミーエンタメディア取締役 安中剛氏


(株)マテリアル代表取締役 細貝純一氏

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