通期の利益予想は据え置き

ソニー、2Q業績は営業利益303億円 − 液晶テレビ損益改善が寄与

ファイル・ウェブ編集部
2012年11月01日
ソニーは、2012年度第2四半期の連結業績を発表した。売上高は1兆6,047億円と前年同期比1.9%増、営業損益は303億円の営業黒字となった。純損益は155億円の赤字だった。

売上高は、テレビなどが大幅な減収となったものの、モバイル・プロダクツ&コミュニケーション(MP&C)分野で、ソニー・モバイルを100%子会社化したで大幅に増収となり、全体で微増を達成した。また営業損益の改善には、デバイス分野と、液晶テレビのコスト削減が寄与した。

テレビやAV製品が含まれるホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)分野は、売上高が前年同期比25%減の2,360億円となった。主に液晶テレビの販売台数が減少したことによるもの。一方で営業損益は158億円の赤字だったが、前年同期に比べ260億円改善し、収益は改善傾向にある。昨年11月に発表したテレビ収益改善プランに沿って進めている液晶パネル関連費用や営業経費の削減によるもの。

このうちテレビ事業に限定してみると、売上高は前年同期比31.5%減の1,467億円、営業損失は前年同期比305億円減の102億円となった。

またデジカメやビデオカメラなどを展開するイメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野は、売上高が前年同期の2,191億円から1,826億円へと、16.7%減少。スマートフォンの普及により、コンパクトデジタルカメラの売上げ台数が落ち込んだことが響いた。営業利益についてもコンデジの減収が影響し、前年同期の158億円から、今期は26億円へと大幅に減少した。

ゲーム分野は、売上高が1,482億円と前年同期比15.8%減。PS Vitaが貢献したが、PS3やPSPのハード/ソフトが減収となり、分野全体の売上高減少につながった。営業利益は23億円で、前年同期の30億円から若干減った。

今回の業績を受け、2012年度通期の連結業績見通しも修正した。売上高は世界各地の景気減速に伴い、8月時点の6兆8,000億円の見通しから、6兆6,000億円へと引き下げた。一方で営業利益1,300億円、純利益200億円という見通しは据え置いている。

なお同社は本日、連結業績の説明会を行っている。説明会の模様は後ほどお伝えする。

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