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3モデルを発表。AirPlay対応/YPAOも強化

ヤマハ、AVアンプ“AVENTAGE”「RX-A3020/2020/1020」発売 − ハイレゾアップサンプリングにも対応

公開日 2012/07/12 13:01 ファイル・ウェブ編集部
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■内部構造も細部をブラッシュアップしより高音質化を追求 − 3機種の違いを整理

3機種とも筐体構造は従来モデルの基本仕様を継承しながら、ビデオ基板や内部の配線パターンを引き直したほか、一部の搭載パーツも見直した。また、DAC電源のグランドを補強し、入力部とD/Aコンバーター部の電位差を解消して微小信号の再生品位を高める「D.O.P.G(DAC on pure ground)」設計の最適化を図っている。

筐体構造は従来モデルを踏襲しながら細部をブラッシュアップ

さらに“AVENTAGE”シリーズの特徴である5番目の脚「A.R.T Wedge(Anti Resonance Technology Wedge)」の材質を変更して制振性を高めるなど、細部をブラッシュアップした点もポイントとなる。

AVENTAGEの特徴である5番目の脚「A.R.T Wedge」の素材も変更された

先述の新機能のほか、3機種は内部に搭載するDACのクオリティや採用パーツ、シネマDSPモードなどの細かい部分でも差異化が図られている。以下に、各モデルの違いを見ていこう。

RX-A3020は、DACにDSD1796を採用し、3機種の中で唯一DSDダイレクト入力に対応する。ブロックケミコンは18,000μFのものを2基採用する。ヤマハ独自の音場創成技術「シネマDSP」は最上位の「シネマDSP HD3」を搭載しており、プログラム数は23。内部には新しくなったDSP用のデバイス「DA801」を2基備えている。映像処理回路にはHQV VHD1900を採用している。本体寸法は、435W×192H×467Dmmで、質量は19.9kg。また、3020のみ本体カラーはブラックとゴールドの2色をラインナップしている。

RX-A3020

RX-A3020の背面端子部


ゴールドもラインナップする

RX-A3020(ゴールドモデル)をテレビラックに収納したところ
新YPAOやダイアログリフト調整&ダイアログレベル(エンハンス)など3機種共通の新機能のほか、ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーやZONE2出力にも対応する多彩な機能を装備する上位モデルとなる。

RX-A2020は、DACにPCM1789を採用。ブロックケミコンは容量12,000のものを2基搭載する。シネマDSPは「シネマDSP<3Dモード>」に対応し、プログラム数は23。DSP用デバイス「DA801」を2基備えている。映像処理回路は3020と同じくHQV VHD1900を採用している。本体寸法は435W×192H×467Dmmで、質量は17.1kg。

RX-A2020

RX-A2020の背面端子部

ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーへの対応や、新YPAO用マイク、HQVチップを搭載する点などは上位3020と同様ながら、そのほかの内部パーツやDSPプログラムを変更することで、3020および1020と差異化を図っている。

RX-A2020(手前)とRX-A3020(奥)。筐体サイズは2機種とも同一

RX-A1020は、2020と同じくDACにPCM1789を採用。ブロックケミコンは容量9,800のものを2基搭載する。DSPも2020と同じ「シネマDSP<3Dモード>」を搭載しており、プログラム数は17。DSP用デバイス「DA801」を1基備える。本体寸法は435W×182H×432Dmmで、質量は15.1kg。YPAOやダイアログリフト調整などの新機能はしっかり押さえながら、それ以外の機能を省略することで、価格帯を抑えたモデルとなる。

RX-A1020

RX-A1020の背面端子部

そのほか、3機種とも2012年春モデルのエントリー機V73シリーズから搭載された「SCENE」機能にも対応。よく使う映像ソースや音場プログラムなどの組み合わせをワンタッチで呼び出したり、映像ソースとして指定したテレビやレコーダーをボタン1つで連動して起動でき、全部で12種類の組み合わせを入力しておくことができる。なお、ゲームを楽しむ際にはビデオモードを「ダイレクト」の設定にしておくと、映像と音声の遅延が低減される。

RX-A3020/2020の付属リモコン

「SCENE」ボタンを備えている


ビデオモードを「ダイレクト」にしておくことで、ゲームを楽しむ際に映像と音声の遅延を低減できる
消費電力にも配慮して「ECOモード」機能を搭載している。同機能をONにすると、OFF時と比べて消費電力を約20%低減する。また、従来モデルに引き続き、5年間のメーカー保証も付属する。

ECOモードも搭載

オートパワーダウン機能にも対応している


従来モデルに引き続き、メーカー保証は5年間

Phile-webでは、評論家・大橋伸太郎氏によるRX-A2020/1020の速攻レビューも掲載している(大橋伸太郎氏による速攻レビューはこちら)。ぜひ併せてご参照頂きたい。

【問い合わせ先】
ヤマハ(株)AVお客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドYAMAHA
  • 型番RX-A3020
  • 発売日2012年10月上旬
  • 価格¥283,500(税込)
【SPEC】 ●ch数:9.2ch ●最大ch拡張数:11.2ch ●定格出力:200W(6Ω、0.9%THD)/150W(6Ω、0.06%THD) ●HDMI:入力8/出力2 ●デコーダー:ドルビーTrueHD/DTS-HD Master Audio ●ネットワーク対応音声フォーマット:WMA/MP3/MPEG-4 AAC/WAV/FLAC ●外形寸法:435W×192H×467Dmm ●質量:19.9kg
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドYAMAHA
  • 型番RX-A2020
  • 発売日2012年9月中旬
  • 価格¥199,500(税込)
【SPEC】 ●ch数:9.2ch ●定格出力:定格出力190W(6Ω、0.9%THD)/140W(6Ω、0.06%THD) ●HDMI:入力8/出力2 ●デコーダー:ドルビーTrueHD/DTS-HD Master Audio ●ネットワーク対応音声フォーマット:WMA/MP3/MPEG-4 AAC/WAV/FLAC ●外形寸法:435W×192H×467Dmm ●質量:17.1kg
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドYAMAHA
  • 型番RX-A1020
  • 発売日2012年9月上旬
  • 価格¥126,000(税込)
【SPEC】 ●ch数:7.2ch ●定格出力:140W(6Ω、0.9%THD)/110W(6Ω、0.06%THD) ●HDMI:入力8/出力2 ●デコーダー:ドルビーTrueHD/DTS-HD Master Audio ●ネットワーク対応音声フォーマット:WMA/MP3/MPEG-4 AAC/WAV/FLAC ●外形寸法:435W×182H×432Dmm ●質量:15.1kg