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本社幹部がGoProの目標を語る

米GoPro、ウェアラブルカメラ「HD HERO2」のWi-Fiアクセサリー発表 − Wi-Fi生配信が可能なスマホ用アプリも

2012/03/27 ファイル・ウェブ編集部
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(株)タジマモーターコーポレーション・GoPro NIPPON事業部は、同社が取り扱う米GoProのウェアラブルカメラ「HD HERO2」で、Wi-Fi対応機器との連携を可能とするアクセサリー「Wi-Fiバックパック」と、Wi-Fi経由で本体の操作が可能となるスマートフォン用アプリケーションを発表した。

「HD HERO2(左)」と「Wi-Fiバックパック(右)」

「HD HERO2」をヘルメットに取り付けたところ。防水用アタッチメントを装着する

GoProは、米カリフォルニアを拠点とするメーカーで、同社のウェアラブル小型カメラは世界中のアクションスポーツやドキュメント撮影などの現場で多くのシェアを獲得している。本日行われた記者発表会では、同社のInternational Sales Director・Neil Dana氏、Brand Director・Justin Wilkenfeld氏、International Sales Support・Art Cervantes氏が登壇し、ウェアラブルカメラの最新モデルとなるHD HERO2をはじめとする製品ラインナップと、新製品のWi-Fiバックパック+リモートおよびiOS/Android用の専用操作アプリケーションを紹介した。

Neil Dana氏

Justin Wilkenfeld氏


Art Cervantes氏
HD HERO2は国内でも発売中で、1,100万画素CMOSを採用し、f2.8 固定焦点ガラスレンズを搭載するモデル。1080p/30fps撮影が行え、記録メディアは32GBまでのSD/SDHCカードに対応。60W×42H×36Dmmのコンパクトな本体には、ミニHDMI出力や3.5mm外部ステレオマイク入力を備えている。背面には多彩な専用アクセサリーを装着できる拡張ポートを備えており、今回発表されたWi-Fiバックパックもこちらに接続する形となる。

「HD HERO2」

「HD HERO2」の製品仕様

Wi-Fiバックパックは、HD HERO2と組み合わせて使用する専用アクセサリー。Wi-Fi通信部をHD HERO2に取り付けWi-Fi設定を行うと、専用リモコン「Wi-Fiリモート」からWi-Fi経由で1度に最大50台のカメラの録画やライブストリーム再生などの操作が行える。Wi-Fi接続距離は600メートルまで対応する。国内での発売開始は6月上旬を予定しており、価格は未定。

「Wi-Fiバックパック」の通信部

Wi-Fiバックパックの通信部をHD HERO2の背面に取り付けたところ


Wi-Fiリモート

会場では、HD HERO2をモニターに取り付けて、Wi-Fiリモートのデモも行われた
また、iOS/Androidを搭載するスマートフォンやタブレットからWi-Fi経由でのカメラ操作や、端末上でのライブストリーミング再生を可能とする無料専用アプリケーションの開発も発表された。こちらは9月頃の配布開始を予定している。

iOS/Android端末向けに専用アプリを用意する

Wi-Fiバックパック+リモートと専用アプリについて

発表会でDana氏は「私たちGoProは3年前から日本マーケットに参入した。日本で強いネットワークを持つタジマモーターコーポレーションとパートナーシップを組むことで順調に展開してきたが、これからももっと広く製品を訴求していきたい」と語った。

GoProの目標は「新しい見地から世界を撮影する」

Cervantes氏は「GoProの目標は、“新しい見地から世界を見ること”」と、その思想をアピールし、Justin Wilkenfeld氏も「私たちは、“どうやって新しい見地で世界を見せられるか? その使い方があるか?”を常に考えている」とコメント。「私たちの製品を使えば、誰でも簡単に様々な場所に取り付けることができ、誰でも簡単にプロの映像を作れる。多くの人に、人生で一番スペシャルな経験を撮影してほしい」と日本ユーザーに向けてメッセージを残した。

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