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ソニーが新製品発表会を開催

「Zシリーズは“Walkman”史上最高音質」 − 新イメージキャラクターの西野カナさんも登場

2011/09/13 ファイル・ウェブ編集部
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新Walkmanの記者発表会が開催された
ソニーは13日に都内で“Walkman”新モデルの記者発表会を開催。Android OSを採用した「“Walkman”史上最高音質」をうたうZ1000シリーズなどを発表した。


ソニー(株)長島利通氏
はじめにソニー(株)コンスーマ―プロダクツ&サービスグループ VAIO&Mobile事業本部 企画戦略部門 DMP企画MKグループ 統括部長の長島利通氏が登壇し、新しい“Walkman"シリーズのラインナップ紹介を行った。

ソニーの“Walkman”は、先行して9月10日発売された「Wシリーズ」(関連ニュース)とともに、この日に発表された定番のS/Aシリーズ(関連ニュース)の新モデル、ならびにフラグシップのZシリーズ(関連ニュース)が今秋の中軸シリーズとしてラインナップする。


Walkmanの3つのキーコンセプト
Walkmanのコンセプトについて、長島氏は「Walkmanは発売以来、最高のモバイル音楽体験を追求し続けてきた。進化の方向性は“もっと良い音で”、“もっと快適に”、“もっと楽しく”という3つの軸を目標としている」としながら、今日発表の3シリーズは、いずれも3つのコンセプトに沿ってさらに進化したモデルであると語った。高音質追求の成果は、モバイルデバイス向けに最適化をはかった新開発のフルデジタルアンプ「S-Master MX」の搭載にあるという。また、快適な音楽リスニングは、Z/A/Sシリーズの全モデルにBluetoothによるワイヤレスリスニング機能を採用したことなどに代表される。そして、音楽リスニングを“もっと楽しく”進化させるために、ZシリーズではAndroid OSをWalkmanとしてはじめて搭載し、多彩なアプリが楽しめるようになった。


進化したS-Master MXを開発・搭載した
新しいフラグシップモデルになるZシリーズについて、長島氏は「Walkman史上最高音質」を実現した製品であると胸を張る。また多彩な機器連携機能やデザイン性も高めて、フラグシップならではの魅力をとことん追求したモデルに仕上げられた。Aシリーズについては「S-Master MX」などの採用により、こちらもウォークマン史上最高音質を追求した。タッチパネルオペレーションやワイヤレスリスニングなどの機能追加により、使い勝手も高めた。SシリーズではBluetooth対応によるワイヤレス音楽体験が訴求されており、またカラーバリエーションを豊富に持たせるなど若年層の音楽リスニングへの興味をかき立てる製品内容となっている。長島氏は「広範な音楽好きのお客様に喜んでいただける新しいWalkmanのラインナップが完成した」とアピールした。


ソニーマーケティング(株)徳田耕一氏
続いて国内市場に向けた取り組みについて、ソニーマーケティング(株)モバイルエンタテインメントプロダクツマーケティング部 統括部長の徳田耕一氏が説明を行った。

はじめに徳田氏は、ソニーの独自調査による、デジタルミュージックプレーヤーの国内市場規模に関するグラフを紹介しながら、ソニーでは2011年の年間販売台数の見通しが600万台を想定していると語った。国内の月間台数シェアは、現在ソニーが2011年3月から6カ月連続で1位を獲得していることを紹介。「最新のWalkmanのラインナップを推進力として、さらに販売台数を伸ばしながらシェアNo.1を堅持したい」と意欲を見せた。

ソニーは2011年度のDMPの国内市場規模が約600万台に達すると予測する

カテゴリーにおけるソニーの好調ぶりをアピール

Walkmanのブランドイメージについては、2010年時点での調査では、10代から20代から「音質が良い」という回答が非常に多く寄せられたという。徳田氏は「ユーザーの評価に応えながら、高音質を追求していく。その上でデザインやカラーバリエーション、その他の機能を付加価値として加えながら、他にない魅力を提供していくことがWalkmanの商品戦略の基本」であるとした。

Walkmanのユーザーイメージが「高音質」であると紹介

徳田氏は、この日発表された新製品群が共有する「ワイヤレスリスニング」の機能をアピールする。本機能に注力した背景には、ユーザー調査から「外で音楽を聴く時などにケーブルがわずらわしく感じることがある」という声が多く寄せられたことから、Bluetooth対応が積極的に押し進められたという。同機能を軸に、家庭内ではWalkmanドックスピーカーとの連携を訴求、車中でもBluetoothに対応した新しい“SOUND MUG”シリーズ(関連ニュース)で快適に音楽再生が楽しめる魅力を提案する。


ソニー・ミュージックとのコンテンツ連携も魅力としてアピールする
またZシリーズについては、Android対応によりソニー・ミュージックとの連携により、Artist AppやAlbum Appなど魅力的なコンテンツを提案していくという。

今回発表されたWalkmanの各シリーズが狙う顧客ターゲットについては、Sシリーズが若年女性層を中心とした新規購入、または買い替え層、Aシリーズが20〜30代の高音質へのこだわり層、Zシリーズが10代男性を中心としたマルチ機能志向派に置かれているという。新しいWalkmanシリーズのコミュニケーションメッセージは「音楽を、開放しよう」。徳田氏は「ワイヤレスとAndroidによる新しい音楽の楽しさをアピールしていきたい」と語った。


新しいWalkmanシリーズのコミュニケーションメッセージは「音楽を、開放しよう」

それぞれシリーズごとのターゲット層にWalkmanの価値を訴求していく
記者発表会には、Walkmanの新しいイメージキャラクターに選ばれた歌手の西野カナさんも登場した。西野さんはSシリーズを片手に「色んなカラバリがあってわくわくする。音が良いので、どんな音楽も楽しく聴けると思う」とコメントした。ワイヤレスリスニング機能については「コードがじゃまにならないので、ネイルをしながら音楽を聴きく時に便利そう」と付け加えた。


西野カナさんも登場

スペシャルライブでは新曲「たとえ どんなに…」が披露された
またZシリーズについても「画面が大きくてすごくキレイ。映像や音楽をリンクさせて楽しめるコンテンツをぜひ楽しんでみたい」と興味をみせた。Zシリーズで楽しめる西野さんのアーティストアプリも現在製作中であるという。「私の色んな曲が楽しめるようになるアプリ。私も完成が楽しみ」とコメントした。

発表会では新しいWalkmanシリーズのために製作されたという新曲「たとえ どんなに…」も披露。本作品は今秋に発売が予定されている。

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