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コンパクトも新製品が多数登場

<IFA>サムスン、ミラーレス一眼“NXシリーズ”最新モデル「NX200」を発表

2011/09/04 木寺務(SP)
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薄型テレビを中心とするビジュアルカテゴリーにおいて、多くの新製品を披露したサムスン電子だが、昨今力を入れて展開するデジタルイメージングカテゴリーにも新モデルが多数登場した。


ミラーレス一眼「NXシリーズ」が注目のサムスン電子ブースのデジタルカメラコーナー

タッチ&トライも多くの来場者で大盛況
中でも広いスペースを割いて展示されていたのは、今回のIFAに合わせて発表を行ったミラーレス一眼「NXシリーズ」の最新モデル「NX200」だ。


同社ミラーレス一眼最新モデルとなる「NX200」

EISAアワードの受賞も大々的にアピール
NX200は、昨年夏に発表された「NX100」の後継機となるモデルで、従来機同様に光学式ファインダーを省略した小型、軽量なコンパクトボディが特長。マウントにはNXマウントを採用し、APS-Cサイズ相当、有効2,030万画素の新型CMOSセンサーを搭載し、背面ディスプレイには3型の有機EL「AMOLED」モニターを採用する。

マウントはNXマウント、イメージャーはAPS-Cサイズの新型センサーを採用する

新型センサーの特長をまとめた説明展示。ダイナミックレンジも拡大し、常用ISO感度は100〜12,800へと向上


背面ディスプレイは高精細で鮮やかな発色が特長の有機EL「AMOLED」モニターを採用
外観は無駄が削ぎ落とされたソリッドなもので、実際に手に取ってみると金属素材を使用したボディは適度な重みを持ちしっくりと手に馴染み、グリップ感も良好。代を重ねる度にチープな印象が払拭され、完成度が高まってきた印象だ。


アクセサリーシューは一般的な形状のものを採用する
機能面ではフルHDムービーや3Dフォト、パノラマ撮影機能に対応するほか、独自の操作系である「i-Function」に対応。「i-Function」はレンズに備えられた「i-Function」ボタンを押すと、レンズのピントリングでシャッタースピードや露出などを調整できる機能で、レンズから手を離さずに素早く撮影設定を変更することが可能だ。

レンズには「i-Function」ボタンを搭載

「i-Function」ボタンを押せば、ピントリングでシャッタースピードなどを素早く変更できる


「i-Function」対応の新レンズも多数展示された
国内での展開は予定されていないが、ヨーロッパでの価格は、手振れ補正機構を内蔵した標準ズームレンズ「18-55mm OIS」、外付けフラッシュを同梱したレンズキットが849ユーロとのこと。

また、NX200と並んで大きく取り扱われていたのがコンパクトデジタルカメラの新モデルとなる「MV800」だ。


コンパクトタイプの注目モデル「MV800」
MV800は、有効1,610万画素のイメージャー、広角26mm相当からの光学5倍ズームレンズ、3型の静電式タッチパネルディスプレイを搭載したコンパクト&スリムモデル。大きな特長は背面ディスプレイが180度フリップするユニークな構造で、ディスプレイを90度開けば低位置からの撮影、180度開けば“自分撮り”も無理のない姿勢で楽に行うことが可能だ。


背面ディスプレイを180度開けるユニークな構造を採用。3Dフォトやパノラマ撮影にも対応する
ほかにも、有効1,250万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、広角24mm相当からの光学18倍ズームレンズを搭載したフルHDムービー撮影対応の高倍率ズームモデル「WB750」や、有効1,420万画素のイメージャー、広角26mm相当からの光学5倍ズームレンズを搭載したWi-Fi機能内蔵のネットワーク対応モデル「SH100」、500万画素の裏面照射型CMOSセンサー、F2.2の明るい短焦点レンズを搭載した防水仕様のフルHDスナップムービーカメラ「W200」など注目モデルが多数展示され、充実の内容となった。

高倍率ズームの新モデル「WB750」

Wi-Fi機能内蔵のネットワーク対応モデル「SH100」

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