HOME > ニュース > ソニー、RGBに白画素を追加した液晶モジュール“WhiteMagic”を開発

低消費電力や高輝度を実現

ソニー、RGBに白画素を追加した液晶モジュール“WhiteMagic”を開発

公開日 2011/08/10 17:00 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、デジタルカメラ向けに、液晶パネルの画素にW(白)を追加した「RGBW方式」の液晶モジュール“WhiteMagic”を商品化することを発表した。


商品化されるのは3型低温ポリシリコンTFT液晶モジュール「ACX432AKM」で、10月上旬よりサンプル価格5,000円(税込)で出荷される。解像度は640×480。色再現性はNTSC比60%で、コントラスト比は1,000対1、視野角は上下左右160度となっている。


ACX432AKM
“WhiteMagic”は、従来のRGB(赤緑青)画素にW(白)画素を加えたのが特徴。画面全体の明るさを向上させることで消費電力を約50%削減できるモードと、屋外視認性向上のため輝度を約2倍に上げるモードを搭載している。これにより機器の長時間使用が可能になるほか、日差しの強い環境下でもカメラのフォーカス合わせや撮影画像の確認が容易になるという。

なお低消費電力モードの際は表面輝度470カンデラ/消費電力225mW(バックライト125mW)、屋外モードの際は輝度1,000カンデラ/消費電力400mW(バックライト300mW)となる。

また、W画素を加えても、入力された画像を解析し最適な画質処理を行うことにより、画質の劣化なく表示することができるという。

“WhiteMagic”はスマートフォン向けのディスプレイにも応用が可能とのこと。同社は「“WhiteMagic”の投入により幅広いモバイル機器の要望に応えていく」とコメントしている。

【問い合わせ先】
ソニー(株)
半導体事業本部 半導体営業部門
TEL/046-202-8356

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック